江蘇省の大学がデジタル人民元での給与支給を続々と発表

揚州大学や南通大学、江蘇師範大学など、江蘇省の複数の大学は最近、在職中の正規職員の給与をデジタル人民元で支給すると相次いで発表した。
■デジタル人民元とは?
デジタル人民元とは、人民元そのものだ。分かりやすく言うと、紙幣は紙でできており、デジタル人民元は暗号化された数字の文字列でできている。デジタル人民元は、中国人民銀行(中央銀行)が発行し、紙幣や硬貨と同じ価値を持つ法定通貨であり、いかなる機関、個人も受け取りを拒否することはできない。
【微信や支付宝との違い】
微信(WeChat)や支付宝(アリペイ)は「お金を運ぶツール」であり、銀行の口座と紐づけしなければ預金を使うことはできない。一方、デジタル人民元はお金そのもので、第三者プラットフォームを経由する必要はない。

■デジタル人民元で給与を支給するのはなぜ?
各大学が今回通知を出す前にも、江蘇省常熟市や広東省梅州市などで、デジタル人民元による給与支給が既に実施されている。常熟市では2023年5月から、公務員や事業機関の職員を対象に、給与を全額デジタル人民元で支給するようになった。また、梅州市でも同年7月から、広東省で初めて給与をデジタル人民元で支給するようになった。
■デジタル人民元による給与支給の2つの大きなメリット
(1)支給が効率的
従来の支給方法では、給与はまず企業から銀行へ、そして銀行から個人の口座へと振り込まれる。間に銀行が入るため、ステップが増え、時間もかかる。一方、デジタル人民元なら、銀行から個人のスマホ上のデジタルウォレットなどに直接支給することができる。広東省開平市人民政府が2025年12月に公式サイトで発表した情報によると、現地の職員にデジタル人民元で給与を支給することで、実際に手元に支給されるまでの時間が30分以内に短縮され、従来の銀行口座を利用するスタイルと比べると、効率が顕著に高まっている。
(2)資金の流れが透明
デジタル人民元による給与支給は、「条件による発動、指定先への支払い」を実現することができ、支出金は特定用途でしか使用できず、途中のステップで留保・流用されることはない。財政による給与統一支給制が採用されている大学にとって、資金の流れがよりクリアになり、よりダイレクトに監督・管理できるようになる。(編集KN)
「人民網日本語版」2026年10月28日
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