中国の大国としてのコミットメントを示す「シャトル外交」

人民網日本語版 2026年11月04日14:45

中国の特使や特別代表が近く、中東、紅海、及び「アフリカの角」地域の国々を相次ぎ訪問し、シャトル外交を展開する。中国政府の中東問題担当特使はイラン、オマーン、サウジアラビアを訪問し、中国政府のアフリカ問題担当特別代表はエチオピア、ジブチ、エジプトを訪問し、外交部(外務省)の「アフリカの角」問題担当特使はエリトリアを訪問する。環球時報が伝えた。

今回、中国が同時期に3人の特使及び特別代表を紛争地域に派遣して仲介活動を展開することは、グローバル安全保障イニシアティブを実践し、地域の安全保障ガバナンスに関与する新たな具体的取り組みであるとともに、「長期化する地域紛争を前に、中国は自ら当事国の間に入り、対話と和平を働きかけ、緊張の緩和を図る」という明確なメッセージを伝えるものでもあり、大国としてのコミットメントが十分に示された形だ。

中国による集中的な仲介の取り組みは、重要な国際公共財であると言える。長年にわたり、外部勢力は事あるごとに一方的制裁という圧力をかけ、戦争を発動して覇権と利益を追求してきた。その結果、元々複雑だった情勢は絶えずエスカレートし、制御不能に陥るリスクに直面してきた。現在、関係国や国際社会は、真に中立的で責任ある大国が立ち上がり、各当事国を交渉のテーブルに戻すことを期待している。中国がこの時期に集中的に行動を起こすことは、差し迫って必要な公共財を国際社会に提供するとともに、地域の仲介国を力強く支えるものでもあり、この激動の時代における貴重な平和と安定の力となっている。

中国の仲介外交は私利を追求せず、紛争当事国に解決策を押し付けることもないため、紛争当事国や地域諸国から歓迎されている。中国は中東や「アフリカの角」地域において、地政学的な私利も勢力圏も求めず、陣営対立にも関与せず、地域諸国に自らの意志を押し付けることも決してない。

一連の中東和平イニシアティブを提唱してきたこと、国連安保理など国際的な場で地域の平和構築に関する主張を繰り返し表明してきたこと、さらにパレスチナ問題の「二国家解決」を支持し、域外勢力による地域問題への干渉に反対する一貫した立場に至るまで、中国のあらゆる外交活動の出発点にあるのは、真に地域諸国の側に立ち、それらの国々が戦略的自律性を高め、自らの前途と運命を自らの手中に掌握することを支持する姿勢である。

中国は、サウジアラビアやオマーンなど湾岸協力会議(GCC)加盟国と長期にわたる友好協力関係を維持できるだけでなく、イランとも正常な意思疎通を継続でき、同時に「アフリカの角」地域の各国とも相互尊重に基づくパートナーシップを維持している。

偏りのない立場と誠心誠意の和解への働きかけが、中国の仲介外交に強固な信頼の基盤を与えており、地域諸国は中国が積極的な役割を果たすことに大きな期待を寄せている。(編集NA)

「人民網日本語版」2026年11月4日

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