米国のQ&Aサイト「Quora」(クオーラ)では、以前に「中国に高速道路はあるのか」をめぐって議論が起こったのに続き、今後はあまりものを知らないと思われるネットユーザーから「中国に車はあるのか」というびっくりするような質問が出された。新華網が伝えた。
ネットユーザーの「@Lucas Johnson」さんは、「中国人は空飛ぶ絨毯で移動し、おはしで操縦するという。あなたは信じるか」と答えた。
「@Lucas Johnson」さんは続けて、「中国の道路をちょっと見てみるといい。そうすれば中国に車があるかどうか、たぶんはっきりわかるだろう」と述べた。
「@Mo He」さんは、中国の移動交通の神秘的な「現実」を明らかにし、「違う違う、中国にはもちろん車はない。私たち中国人の外出はすべてカンフーで行い、気をめぐらせて移動し、目的地まで飛んでいく。これが内在するパワーというもので、パワーはすぐに身に備わるものではない。10年に及ぶ鍛錬を経てはじめて、気をめぐらすことできるようになる」と述べた。
理解を助けるため、「@Mo He」さんは親切にもたくさんの写真を添えていた。
クオーラの「中国」のリストをみると、常識をひっくり返すようなたくさんの質問が挙げられている。たとえば今年8月には、「中国に冷蔵庫があるのか」という質問があり、大勢のネットユーザーからさまざまな回答や指摘が出された。
中国のネットユーザー「@Li Gefei」さんは、「中国に冷蔵庫はない。冷蔵庫は実は中国人にとって役に立たないもので、というのも余分な食べ物がないからだ。中国の10数億人の人々は今でもお腹を満たすのに精一杯。より都合の悪いことに、中国には電気もない。たぶんこれが質問者の期待する回答でしょう」と書き込んだ。
「@Bryce Undy」さんの答えは閲覧回数が1万回を超えた。「@Bryce Undy」さんは、「中国にはもちろん冷蔵庫があり、中国には考えつくことのできるほぼすべての科学技術がある。北京のケンタッキーでは顔認証で注文ができるなど……こうした技術は米国にもまだないものだ。それから中国人は冷蔵庫を持っているだけでなく、世界の冷蔵庫の大部分がメイド・イン・チャイナだ」と答えた。
「@Bunny Wang」さんは、「これはブラジル人にはサッカーができないといった(荒唐無稽な)質問と大差ないもの」と述べた。
クオーラで、海外のネットユーザーは中国に対しいつも高い関心を寄せ、さまざまな質問を投げかける人が後を絶たない。上記のような質問をする海外ユーザーに悪意はなく、ただ東方の伝統国である中国をよりよく理解したいだけなのだ。
「@Gustavo Brown」さんは答えの中で、「中国が強大でありながら沈黙する時、他の人は好奇心や恐れの気持ちや疑いの気持ちを抱きやすい。正しい情報を得ることができなければ、(中国を)過大評価したり歪曲したりすることになる。中国人がより多く積極的に議論に参加できるようになり、我々外国人に中国の真実の姿の一端をみせてほしい」と述べた。まさに正論だと言える。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年9月3日
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