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ラオス空港で中国人観光客に「チップ」強要、権利保護のため外交部介入

中国游客在老挝被强索“小费” 外交部介入维权

人民網日本語版 2018年04月23日16:10

4月21日,外交部领事保护中心官方微博公布了一封群众来信,来信讲述了一位中国游客从老挝回国时被对方口岸执法人员强要“小费”的遭遇。

中国外交部(外務省)領事保護センターは21日、公式微博(ウェイボー)上で、一通の書信を受け取ったことを明らかにし、その書信には、ある中国人観光客が、ラオスから帰国する際、ラオス口岸(出入国検査場)の空港審査官から「チップ」を強要されたとしたためられていたという。

信中介绍,这名游客和来自上海、苏州、常州共30位游客由无锡的一家旅行社组团,于2月26日到3月5日从常州机场坐老挝航空班机到老挝进行了为期八天的旅游。

書信によると、この観光客は、上海、蘇州、常州各地から出発、無錫を経由してラオスを訪れる一行30人のツアーに参加、2月26日に常州空港から空路でラオスを訪れ、3月5日まで8日間、ラオスを旅行したという。

最后一天离开万象瓦岱机场出关边检的时候,大部分游客都遭遇了被老挝工作人员强行索要“小费”的情况。工作人员在办完出关手续后,手里拿着游客的护照不放,嘴里用中文一遍一遍地说着“小费五十、五十”。当游客提出没有零钱时,他们又说“一百、一百”。无奈之下,该游客与旁边的一对苏州夫妇,每个人分别给出了一百元才拿回了护照。后来该游客得知,入关时导游早已统一给过“小费”了。

ツアー最終日、ラオス・ヴィエンチャンにあるワットタイ国際空港から帰国の途に就くため出入国検査場に向かったとき、ほとんどのツアー客が空港係員に「チップ」を強要されたという。係員は、出国手続を終えると、手に持った観光客のパスポートを本人に返さず、中国語で「チップ50、50」と繰り返しつぶやいた。その観光客が「小銭を持ち合わせていない」というと、係員は「100、100」と答えたという。やむを得ず、この観光客は、傍にいた蘇州からツアーに参加した夫婦とともに、それぞれ100元(約1714円)ずつ係員に渡して、ようやくパスポートを返してもらった。その後、この観光客は、ラオス入国時にはツアーガイドがツアー参加者全員分の「チップ」を渡していたことを知ったという。

这名游客回国后向外交部写了一封信,希望国家维护中国公民的权益,通过外交途径向对方国家提出交涉。

この観光客は、帰国後、外交部に書信を送り、国家が中国国民の利益を守るため、外交部を通じてラオスに正式に抗議するよう求めた。

外交部领事司回信称,已经就相关情况与老挝方进行核实,并向老挝方面表明中方立场和关切。回信提醒,希望游客今后再遇到被外国口岸执法人员索要“小费”的情形时,能冷静应对,决不妥协,必要时可联系中国驻当地使领馆,以实际行动维护自身权益和中国公民应有的尊严。

外交部領事司からの返信によると、この件に関してはすでにラオスに事実確認を行い、ラオス側に中国側の立場とこの件に関心を抱いていることを伝えたという。また、返信では、観光客に対して今後、外国の出入国検査場で「チップ」を求められるような状況に遭った場合は、冷静に対応し、決して妥協せず、必要ならば現地駐在中国大使館に連絡を取り、実際の行動をもって、自身の利益と中国国民が保つべき尊厳を守るようにとアドバイスしている。

近年来,中国公民在一些亚非国家出入境时被当地口岸执法人员索要“小费”的情况时有发生。对此,中国外交部的态度十分明确,就是坚决反对有关国家执法人员向中国公民索要“小费”的不法行为,同时坚决反对少数中国公民通过支付“小费”换取通关便利的不当做法。外交部和驻有关国家使领馆一直通过外交渠道,持续向有关国家严正表明中方立场,敦促其重视“小费”问题。

ここ数年、中国人がアジア・アフリカ地域の一部国家の出入国検査場を通過する際に、現地係員にチップを強要されるというトラブルがたびたび生じている。中国外交部は、これについて、「外国の空港審査官が中国人にチップを強要するという違法行為に対して、断固反対する」という明確な姿勢を示しており、同時に、一部の中国人がチップを払うことで通関時に便宜を図ってもらうという不当な行為についても徹底的に反対している。外交部と関連国家の中国大使館は、今後も引き続き、外交ルートを通じて、関連国家に中国側の立場を厳粛に表明し、「チップ問題」を重視するよう促していく構え。

在多个部门努力下,越南、柬埔寨等国已在口岸公布监督电话并增加相关中文提示。然而,由于各国执法环境和国家治理水平不一,一些外国口岸执法人员索要“小费”现象仍难以根除。外交部领事司倡议,除了政府层面的努力之外,抵制“小费”也需要每一个涉事的中国公民一起努力。外交部领事司呼吁中国游客,在国外出入境时,如遇当地公职人员索要“小费”,应在不影响自身安全的前提下予以拒绝,并保留必要证据供后续维权使用;如遇导游以“快速通关”为名鼓动支付“小费”,请予以拒绝。

複数の部門による努力の結果、ベトナムやカンボジアでは、出入国検査場に監督管理ホットライン電話が開通、中国語による警告も掲示されている。だが、法執行環境や国家管理レベルが国によってまちまちであることから、一部の国の出入国検査場の係員が観光客にチップを要求する現象は、なかなか根絶されないのが現状だ。外交部領事司は、中国人観光客に対し、「チップの根絶のためには、政府側の努力だけでなく、中国人観光客も一緒になって努力することが必要だ。中国人観光客は、外国での出入国手続の際に、現地の公務員にチップを要求される場面に遭った場合、まずは自分の身の安全に影響が及ばないことを確認した上で、チップの支払いをきっぱり拒絶し、その後の権利保護のために、必要と思われる証拠は残してくこと。もし、ツアーガイドが『スピーディな通関』という建前でチップを払うよう言って来た場合も、きっぱりと拒絶してほしい」とアドバイスしている。

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