習近平国家主席は2月4日から6日にかけて、各国の元首や政府首脳、王室メンバー、国際機関の関係責任者ら貴賓と北京冬季五輪の開会式に出席し、歓迎レセプションを催した他、一連の二者間会談を行った。
■2月5日、習主席はエジプトのシシ大統領と会談
シシ大統領
「エジプトは常に核心的利益と重大な懸念における中国側の立場を支持しており、中国の真の良き友人として、中国側と手を携えて様々な試練に対処することを望んでいる。エジプトは中国との関係を誇りに思っている」。
■2月5日、習主席はカザフスタンのトカエフ大統領と会談
トカエフ大統領
「カザフスタンはこれまでと同様に中国の友人、兄弟、信頼できる戦略的パートナーとして、中国側の核心的利益に関わる問題で中国側を断固として支持していく。外部勢力が離間を煽っても影響も妨害もされない」。
■2月5日、習主席はトルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領と会談
ベルディムハメドフ大統領
「トルクメニスタンと中国は最も誠実で、最も信頼できる友人でありパートナーだ。互いに努力を重ね、近年両国間の協力は互恵・平等・相互信頼をベースにして大きな発展を遂げてきた。特に石油・天然ガス分野で深く協力し、両国民に確かな幸福をもたらしてきた」。
■2月5日、習主席はエクアドルのラソ大統領と会談
ラソ大統領
「中国はエクアドルにとって最も重要な協力パートナーだ。中国との協力はエクアドルの経済・社会発展にとって極めて重要だ。エクアドル側は、新型コロナウイルスとの闘いにおける最も困難な時期に、中国の政府と人々がエクアドル国民に貴重な援助の手を差し伸べてくれたことをいつまでも忘れない。中国の援助によってエクアドルは中南米地域で新型コロナウイルスワクチンの接種率が最も高い国の1つとなった。エクアドルで接種されたワクチンの半数が中国からのものだ。中国はエクアドルやその他の国々への支援に、いかなる政治的条件も付けたことがない」。
■2月5日、習主席はタジキスタンのラフモン大統領と会談
ラフモン大統領
「中国の良き友人は世界中にいる。ましてやタジキスタンにとって中国は良き隣人、良き友人、良きパートナーであり、中国との友好協力関係の一層の深化は過去、現在、将来のいずれにおいても最優先の外交方針だ」。
■2月5日、習主席はアラブ首長国連邦（UAE）アブダビ首長国のムハンマド皇太子と会談
ムハンマド皇太子
「UAE・中国両国には堅固な政治的相互信頼と兄弟のような情誼があり、両国の包括的な戦略的パートナーシップはかつてない高い水準に達しており、政治・経済など広範な分野のいずれにおいても誇るべき著しい成果を収めている。UAEは対中関係の強化を外交の最優先事項に据え、中国との包括的な戦略的パートナーシップのたゆまぬ強化と深化に尽力している」。
■2月5日、習主席はカタールのタミーム首長と会談
タミーム首長
「中国が新型コロナウイルスの感染拡大に対し見事な対処をし、抑制に成功していることに祝意を表する。これは中国の政府と人々の決意と努力の結果だ。カタールと中国の関係は力強く、深いものだ。カタール側は両国関係の歴史的な成果に満足しており、引き続き中国側の主権と安全の維持を断固として支持していく」。
■2月6日、習主席はシンガポールのハリマ大統領と会談
ハリマ大統領
「シンガポール側は、中国側と時代と共に進み、団結・協力し、共に未来へ向かうことを望んでいる。シンガポール側はグローバル発展イニシアティブを肯定的に捉えており、中国側とのグリーン発展やデジタル経済分野の協力を強化し、地域統合を促進したい」。
■2月6日、習主席はポーランドのドゥダ大統領と会談
ドゥダ大統領
「習主席が5年前のポーランド国賓訪問時に私と交わした冬季五輪の約束をずっと覚えていた。困難を克服して予定通り中国を訪れ、中国の人々と共に盛大で素晴らしい北京冬季五輪開会式を見て、北京が世界初の『夏季・冬季両五輪開催都市』となる歴史的瞬間を迎えられたことを嬉しく思う」。
■2月6日、習主席はパキスタンのイムラン・カーン首相と会談
イムラン・カーン首相
「現在、国際政治・経済情勢には深く複雑な変化が生じているが、いかなる勢力も中国の前進の歩みを阻むことはできず、中国の発展と強大化という勢いは阻止できない。中国は絶対的貧困を解消した。これは人類社会の期待し得る最大の成果であり、中国の国政運営ノウハウは各国にとっても学び、参考にするに値するものだ。パキスタンと中国は外的環境の変化に左右されない友人であり、いかなる時もパキスタン側は揺るぎなく中国側と共にある」。
カーン首相は中国側が賛嘆すべき北京冬季五輪開会式を成功裏に開催したことに祝意を表した他、パキスタンの新型コロナとの闘いにおける中国側の貴重な支援に感謝。中国側の提供したワクチンがパキスタンの国民だけでなく、経済も救ったことを指摘した。（編集NA）
「人民網日本語版」2022年2月14日
