滄州の商品を世界へ

人民網日本語版 2023年08月28日08:43

滄州市は、中国北部の河北省に位置する。高速鉄道ならば北京からわずか50分の距離だ。

滄州市北西部にあり、同市が管轄する河間市は、中国最大の耐熱ガラス製品の生産拠点。河間の人々は苦労を厭わず、忍耐強い気質を備えており、そんな彼らが作り上げた「メイド・イン・河間」のガラス製品を中国から世界へ送り出している。

滄州の質の高い製品は常にその出荷するルートに困ったことはなかった。なぜなら滄州はその昔から現在に至るまで常に重要な交通の要衝だったからだ。古代においては北京と杭州を結ぶ京杭大運河が滄州を通過し、現在では渤海湾に面した黄驊港がある。

黄驊港は中国の主要港湾27ヶ所の1つであり、「西煤東輸(西部の石炭を東部に運ぶ)」や「北煤南輸(北方の石炭を南方に運ぶ)」事業における最大規模の港湾となっている。

滄州の貨物供給源の80%は対外型・輸出型企業であり、ガラス製品や継ぎ手配管のエルボ、ファスナー、自動車部品などを扱い、東南アジアや中東地域、極東地域などで需要があり、その輸出量も非常に多い。

たゆまぬ努力により、黄驊港はすでに石炭だけを扱う港から総合港湾へと徐々にモデル転換を遂げている。現在は国内・海外との貿易航路が35本開通しており、世界の40ヶ国・地域とつながり、コツコツと意欲的に働く滄州の人々の姿を世界中に示している。(編集KS)

「人民網日本語版」2023年8月28日

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