小さなジャスミンの花が振興する農村の大産業 広西・横州市
人民網日本語版 2023年09月18日16:32
世界のジャスミンの花10個のうち、6個は広西壮(チワン)族自治区横州市で咲く。今はちょうどジャスミンの花が満開となる季節。横州市校椅鎮石井村の中華茉莉(ジャスミン)園では、UVカットウェアを来た花農家らが忙しく花摘み作業をしていた。人民網が伝えた。
横州市は「中国ジャスミンの里」や「世界ジャスミンの都」と呼ばれ、横州ジャスミン(ジャスミン茶)の生産量は中国全土の80%以上、世界の60%以上を占めている。2022年、横州市全域のジャスミン作付け面積は約12万8000ムー(約8533ヘクタール)、ジャスミンの年間生産量は10万トン、ジャスミン茶企業は130社以上に達し、ジャスミン茶を年間8万トン生産している。「横県ジャスミン」と「横県ジャスミン茶」は相前後して国の地理的表示(GI)保護産品に認定された。2023年、横州ジャスミン(ジャスミン茶)の総合ブランド価値は222億1500万元(1元は約20.3円)に達し、広西壮族自治区で最も価値ある農産物ブランドの座を何年も連続で守っている。
現在では、横州ジャスミンは有名ブランドであるだけでなく、多くの花農家たちを幸福にさせる「豊かさを連れてくる花」となっている。花農家の雷水平さんは、「4ムー(1ムーは6.667アール)のジャスミン畑を持っている。1ムーの畑で1年間に2万元から2万2千元の収入がある」と話す。
横州市ジャスミン産業サービスセンターの陳永晶副主任は、「ジャスミン産業はすでに横州市で最も大きく、最も特色ある農林支柱産業となり、横州市の1万人近くの貧困脱却者の収入を安定させ、約33万の花農家を豊かにしている」と語った。(編集AK)
「人民網日本語版」2023年9月18日
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