中秋節+国慶節8連休、アジア大会開催地の杭州が人気の旅行先トップ10入り
中秋節(旧暦8月15日、今年は9月29日)と国慶節(建国記念日、10月1日)に合わせて、今年は9月29日から10月6日まで8連休となる中国。23日に開幕した第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)が盛り上がりを見せる中、「観光+杭州アジア大会」など、さまざまなニーズが相乗効果を発揮し、8連休中は旅行が過去最高の活況となり、「史上最も盛り上がる大型連休」となる様相を呈している。中国放送網が報じた。
今月23日から10月8日まで浙江省杭州市で開催されている杭州アジア大会は、浙江省全域に経済効果をもたらしている。フードデリバリー大手・美団や口コミサイト・大衆点評の統計によると、今月20日の時点で、同省の飲食関連の注文数が2019年同期比で380%以上増となっている。開催都市である杭州と、サブ会場が設置されている寧波、温州、湖州、紹興、金華といった都市のホテルや民泊施設は「満室」が相次ぎ、予約がなかなか取れない状況となっている。そして、8連休中に列車で向かう人気都市トップ10にも、杭州が名を連ねている。
旅行サイト・去哪児を見ると、9月18日の時点で、杭州アジア大会開催期間中に杭州に向かう飛行機チケットの予約数が、2019年同期比で2割増となっている。また、杭州のホテルの予約数が同比4.4倍増となっているほか、杭州の観光スポットの前売り入場券販売数が同比2割増となっている。
杭州アジア大会の経済効果が高まり、杭州の観光消費も目に見えて増加し、周辺地域の観光消費もそれに引っ張られるかのように増加している。去哪児のビッグデータによると、寧波や温州、湖州、紹興、金華のここ1週間の検索回数は、前月同期比で2倍以上となっている。杭州アジア大会開催期間中、寧波や温州、湖州、紹興、金華のホテルの予約数は2019年同期比でいずれも5倍以上となっている。うち、紹興は7.2倍と増加幅が最大。2番目に大きくなっているのは温州で6.4倍だ。観光スポットの前売り入場券を見ると、杭州アジア大会開催期間中、寧波や温州、湖州、紹興、金華の販売数は2019年同期比で3倍以上となっている。うち、増加幅が最大となっているのは6倍に達している温州だ。
杭州アジア大会に対する注目度が最も高いのはどこの都市なのだろうか?去哪児を見てみると、同大会開催期間中に飛行機で杭州に向かう人が多い都市トップ10は深セン、成都、重慶、広州、烏魯木斉(ウルムチ)、昆明、大連、海口、北京、哈爾浜(ハルビン)となっている。
また、杭州アジア大会開催により、スポーツブームも起きている。今月20日の時点で、美団の浙江省のスポーツ・エクササイズ系のオーダー数が前年同期比150%増以上となっている。なかでも球技やスポーツジムなどの人気度が急上昇している。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年9月26日
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