三峡発電所が今年初のフル稼働 環境にやさしい杭州アジア大会をサポート
人民網日本語版 2023年09月28日09:02
世界最大の水力発電所「三峡発電所」の発電ユニット34基が今月26日、今年初のフル稼働を実現。第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)を、電力供給という面から全力でバックアップしている。
長江流域では最近、雨が続いており、三峡発電所の流入量が増加し続けている。長江中・下流の水害を防止して安全を確保できることを前提に、同発電所は、放流量も少しずつ増やし、26日には今年初の34基フル稼働を実現。出力は2250万キロワットに達した。
三峡や白鶴灘、渓洛渡といった長江の本流にあるカスケード式水力発電所6ヶ所は、「世界最大のクリーンエネルギー回廊」を形成しており、総設備容量は7169万5000キロワットに達している。年間約3000億キロワットのクリーンエネルギーを送ることができる。杭州アジア大会が開幕して以来、浙江省への送電量は22億3000万キロワットに達しており、これは二酸化炭素184万トンの排出の削減に相当する。これにより「カーボンニュートラル」をコンセプトとした初のアジア競技大会の開催をバックアップしている。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年9月28日
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