中国・青竜産の栗と農産物プロモーション2023が北京で開催
「中国・青竜産の栗と農産物北京プロモーション2023」が10月8日に人民日報社人民網第1スタジオで開催された。
青竜産の栗を使用した商品(撮影・周博)
農業農村部(省)農村産業発展司の陳建光二級巡視員はプロモーションで、「地域の特色ある産業をよく育成するには、結局のところ、各地の実情を踏まえて、現地の資源的優位性を産業的優位性に変えることだ」と述べた。
挨拶を行う農業農村部農村産業発展司の陳建光二級巡視員(撮影・周博)
青竜満族自治県の張徳竜副県長は、「河北省秦皇島市の北部に位置する青竜満族自治県は、山間部の特色ある農産物栽培が盛んな県。現地の青竜栗は栽培の長い歴史を持ち、きめ細かく、柔らかく、香ばしく、人体に欠かせない複数の微量元素を豊富に含んでおり、極上の栗と言える。2022年末時点で、県全体の栗栽培面積は全国首位の約6.7万ヘクタールであり、年間生産量は5万8900トン、年間売上高は12億9000万元(1元は約20.4円)、県全体の農家1人当たりの栗による所得は2900元以上に達している」と説明した。
2021年以降、同県は盒馬鮮生や粒上皇などと安定した提携関係を結び、栗の年間販売量は2000トン以上に達した。中国最大の栗加工生産ラインを持つ秦皇島百峰食品有限公司は2022年に栗加工・低温貯蔵プロジェクトを実施。農産物貯蔵能力は5万トン以上、栗加工能力は年間1万2万000トンに達した。同社の製品は米国のFDAや英国のBRCなどの食品認証を取得して、日本やハンガリーなど30以上の国・地域で栗製品を販売している。日本に輸出する生栗は日本の輸入量全体の40%以上を占め、毎年大・中都市の店舗に生栗1000トン以上、冷凍焼き栗3000トン以上を販売している。
阿里巴巴(アリババ)農村振興特派員の劉琳氏は、青竜栗が山間部を出て、高級農産物になった物語を紹介。ネット通販の力で青竜栗は大人気商品となり、青竜栗産業の価値を2億8100万元高め、多くの若者が故郷に戻り起業するようになった。
「栗のシリーズ製品により、私たちは徐々に販路を拡大し、各飲食チェーン店、高級ホテル、学生食堂、商業施設内のスーパーなどと相次いで提携を結んだ。中でも栗丁紅棗窩頭、栗丁紅糖發糕、栗丁紅糖饅頭、全麦栗丁紅豆包は各販売ルートや消費者に大変人気だ」。青竜双合盛生態農産品有限公司の北京地区販売マネージャーの王雷氏は、青竜栗を中心にシリーズ商品を市場に売り込むための苦労話を披露した。
プロモーションでは青竜栗との縁が語られた(撮影・周博)
「新たな産業と業態は農村産業の構造の最適化と高度化を促進し、現代農村産業チェーンの拡大、バリューチェーンの強化、利益チェーンの整備も推進した」と、清華大学中国農村研究院の王博補助研究員は青竜栗の産業モデルを評価した。(編集NA)
「中国・青竜産の栗と農産物北京プロモーション2023」の円卓対話(撮影・周博)
「人民網日本語版」2023年10月9日
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