【白書解説】「一帯一路」の質の高い共同建設の安定的・持続的発展を推進

人民網日本語版 2023年10月12日09:11

習近平国家主席が「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設イニシアティブを打ち出してから、今年で10年になる。国務院新聞弁公室は10日、「『一帯一路』共同建設:人類運命共同体構築の重大な実践」と題する白書を発表し、記者会見を開いて白書の紹介と解説を行った。新華社が伝えた。

国家発展改革委員会の叢亮副主任は記者会見で、「『ハードコネクティビティ』の面では、中国-ラオス鉄道、ジャカルタ-バンドン高速鉄道、ハンガリー-セルビア鉄道、ピレウス港などの象徴的なプロジェクトが続々と完成し、運行・運用を開始した。国際定期貨物列車『中欧班列』は、アジア欧州間の陸路輸送に新たなルートを切り開き、『シルクロード海運』国際航路網は世界中に広がった。『ソフトコネクティビティ』の面では、共同建設国とルール・標準化分野における協力を深め続け、地域的な包括的経済連携(RCEP)協定はすでに15の調印国で全面的に発効し、中国は28ヶ国・地域と21件の自由貿易協定(FTA)を締結し、65の国家標準化機関及び国際・地域組織と107件の標準化協力文書を締結し、112ヶ国・地域と租税条約を締結した」と説明した。

経済・貿易協力は「一帯一路」共同建設の重要な要素だ。白書によると、2013年から2022年までの中国と共同建設国との輸出入総額は累計19兆1000億ドル(1ドルは約148.8円)で、年平均成長率は6.4%に達し、共同建設国との相互投資額は累計3800億ドルを超えた。

商務部(省)の郭婷婷次官によると、商務部は「一帯一路」経済・貿易協力の一層の深化と着実化の推進に力を入れていく。良質な商品の輸出入を拡大・円滑化し、共同建設国との貿易協力を深めていく。また、中欧班列の輸送効率をさらに高め、国際陸海貿易の新ルートの建設を加速していくという。

叢主任は「中国は引き続き全ての共同建設国と共に、『一帯一路』共同建設の質の高い発展、安定して持続的な発展を推進していく」と述べた。(編集NA)

「人民網日本語版」2023年10月12日

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