在日中国企業協会が中日平和友好条約締結45周年記念祝賀会を開催

在日中国企業協会が東京で開催した中日平和友好条約締結45周年記念祝賀会。（撮影・蒋暁辰）

在日中国企業協会主催の「中日平和友好条約締結45周年記念祝賀会」がこのほど、東京のホテルニューオータニで開催された。中国の呉江浩駐日大使と日本の福田康夫元首相がスピーチを行い、在日中国企業協会の王家馴会長が乾杯の挨拶を行った。司会は中国国際貿易促進委員会駐日本代表処の史銘首席代表が務めた。在日本中国大使館・経済商務処の申宇・公使代表、日本側代表、在日中国企業協会会員企業のトップなど80人近くが出席した。人民網が伝えた。

スピーチする中国の呉江浩駐日大使（撮影・蒋暁辰）

呉大使はスピーチで、中日間の経済・貿易協力の深化、両国関係のたゆまぬ前向きな発展の後押しのために、在日中国企業協会の会員企業を含む中国企業が払ってきた努力に謝意を表し、「経済・貿易協力は中日関係を安定させる『バラスト』だ。現在、双方間の経済・貿易協力は、すでに互いに融け合い切り離せないほど緊密に結びついている。これは、中日関係の安定的発展にとって極めて重要だ」と指摘。

呉大使はさらに、「習近平国家主席と岸田文雄首相は昨年タイ・バンコクで会談した際、『双方が協力して新しい時代の要請にふさわしい建設的かつ安定的な中日関係を構築し、摩擦や溝に適切に対処し、各分野の交流と協力を積極的に推進すべきである』との重要な共通認識に至った。今年、中日両国は中日平和友好条約締結45周年という重要な歴史的節目を迎えた。皆さんが引き続き友好の伝統を発揚し、協力分野を深化・拡大し、協力を一層強化して、中日間の経済・貿易協力の新たな章を共に記すことを希望する」と述べた。

スピーチする日本の福田康夫元首相（撮影・蒋暁辰）

福田元首相はスピーチで、日本経済の下支えにおける在日中国系企業の貢献を十分に評価し、中日平和友好条約締結の歴史を振り返り、「現在、両国関係は複雑で困難な状況に直面しているが、これは一時的な曲折に過ぎず、中日関係は必ずさらに素晴らしい明日を迎えることになると固く信じている」と述べた。また、「在日中国企業協会が絶えず発展し、中日間の経済・貿易協力を強化し、双方に互恵・ウィンウィンを実現し、両国間の世々代々の平和と友好を促進すべく努力することを願っている」とした。

乾杯の挨拶を行う在日中国企業協会の王家馴会長（撮影・蒋暁辰）

王会長は乾杯の挨拶で、中日友好事業の発展を後押しするために両国の先人たちが果たした卓越した貢献に心から敬意を表し、「在日中国企業協会は今後引き続き、在日本中国大使館の支援の下、中日経済界の意思疎通という独自の強みを積極的に発揮し、両国間の実務協力を絶えず深め、両国関係の改善のために共に力を捧げ、中日のウィンウィンの発展を手を携えて実現していく」とした。

来賓の集合写真（撮影・蒋暁辰）

同祝賀会には、中遠海運（日本）株式会社、中国国際航空股份有限公司日本地区本部、中国銀行東京支店、中国工商銀行東京支店、中国中信集団駐日本代表処、中国建設銀行東京支店、中国交通銀行東京支店、中国農業銀行東京支店、日本五金砿産株式会社、上海電力日本株式会社、中国国際貿易促進委員会駐日本代表処、中化日本有限公司、中国太平保険服務日本有限公司、光大集団東京代表処、人民網日本株式会社、中国外運（日本）有限公司、銀聯国際日本支社、中国南方航空日本支社、華為技術日本株式会社など、主要な在日中国企業協会会員企業が参加し、日本側と友好的な交流を行った。（編集NA）

「人民網日本語版」2023年9月20日