中国初のホログラフィック知覚スマート高速道路が蘇州で使用開始

人民網日本語版 2023年10月24日15:12

第29回スマート交通世界大会が16日から20日まで江蘇省蘇州市で行われた。スマート交通世界大会の重要成果の一つとして、中国初の路車協調自動運転レベルを満たすホログラフィック知覚スマート高速道路が蘇州で使用開始された。自動運転システムを搭載するテスト車両は路車協調によりレベル4の自動運転(すなわち高度自動運転)を実現し、特殊な状況を除けば、通常は人による介入を必要としない。科技日報が伝えた。

同高速道路は蘇州交投集団所属の繞城公司が管轄する蘇台高速道路S17(黄埭相互接続―湘城ハブ)と、滬宜高速道路S48(湘城ハブ―陽澄湖北相互接続)をカバーし、両側計56km。うちレベル4の自動運転テストシーン区間は6.5kmで、渭塘相互接続―相城ハブの一方通行区間となっている。

同スマートコネクテッド化改造プロジェクトは今年7月1日に実質的な施工段階に入り、上述した区間のスマート化高度化を行った。同区間の高速道路の両側には、230m間隔でスマート街灯柱が設置されており、その全てに2台のレーザーレーダー、2台のカメラ、1台の死角検知レーザーレーダーが配置されている。

蘇州繞城公司企業管理部の陳豪サブマネージャーは、「これらのハードウェアの設備により座標、サイズ、走行方向、速度などの交通参加者のすべての情報を集めると同時に、エリア内の施工や事故などの各種交通に関する出来事を識別できる。先進的なワイヤレス通信と新世代ネットワークなどの技術により、車と車、車と道路のリアルタイムな情報交換を実現できる。自動運転車に目で確認できないか、死角の情報を事前に提供し、また交通の実際の道路状況情報も車に送信できる」と説明した。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年10月24日

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