国家データ局が正式に発足　中国が1兆元規模のデータ資産を活性化へ

10月25日、新たに設立された国家データ局が正式に発足した。設立の準備段階では総合チェック、データ要素、デジタル経済、インフラ、公共データなどでの作業によって5つのチームに分かれて行われたという。

データを見ると、2022年に中国のデジタル経済は規模が50兆元（1元は約20.5円）を超え、国内総生産（GDP）に占める割合が40％以上となり、10％という高い成長率を維持し、経済の安定した成長を牽引する新たなエンジンになったという。

国家発展・改革委員会価格モニタリングセンターの王建冬副センター長は、「第14次五ヶ年計画期間に中国のデータ要素流通市場は1兆元規模を達成し、巨大なブルーオーシャンになる見込みだ。このブルーオーシャンの扉を開けた『金の鍵』は、データ登録・権利確定、評価・算定、資産のバランスシートへの計上を巡る政策の『クローズド・ループ』を構築することにある」と述べた。

王副センター長は、「短期的に見れば、データの基礎制度が3000億元から5000億元規模のデータ取引市場を生み出す。中長期的に見れば、データ資産関連市場の潜在的な規模は60兆元以上になるだろう」と続けた。（編集KS）

「人民網日本語版」2023年10月26日