小中高校で横になって昼寝ができるように?教育部が関連の提案に回答
教育部(省)はサイトを通じてこのほど、第14期全国人民代表大会(全人代)第1回会議第2628号提案に対する回答を発表した。これは「昼休みの『心地よいひと眠り(舒心躺睡)』プロジェクトの早急な実施に関する提案」に対する回答だ。同部は「十分な睡眠時間は、生徒の心身の健康と発達を保障する上で非常に重要であり、教育部は小中高校の休み時間の規範化管理を非常に重視し、小中高校生が十分な睡眠時間を取ることを保証する」とした。
2017年以来、同部は複数の文書を相次いで発表し、小中高校生が十分な睡眠時間を取ることを確保するよう要求し、十分な睡眠が小中高校生の健康と成長に対して極めて重要であることを幅広くPRしてきた。また、実際の状況に基づいて小中高校生の休み時間を合理的に確定し、授業の合間の休み時間と午後の授業開始時間を合理的に設定し、条件を満たした地域と学校は生徒が必要とする昼休みの時間を確保すべきだとした。
2023年6月、教育部は中国共産党中央弁公庁、国務院弁公庁が「質の高いバランスの取れた基本的公教育サービス体系の構築に関する意見」を発表し、各地域が学校建設の標準化を推進すると同時に、実際の状況に合わせて学校が教室の学習・活動の空間と体育・スポーツの場所を適宜拡大するよう支援し、非全寮制の学校へ生徒が食事と休息をとれる環境を提供することを明確に提起した。
同部の提起によると、現在、多くの地域で具体的な実際の状況に合わせた校内での昼休みの模索実践が始まっている。山西省は省内の都市中心部エリアと県の行政中心地の非全寮制学校で学生が食事と休息をとれる環境を徐々に整えている。河南省鄭州市の鄭東新区教育文化体育局は学校が多目的室、閲覧室、体育館などを昼休みに生徒に開放し、休息のための設備を配置し、昼休みの管理を強化して、生徒の昼休みの質向上を奨励する。山東省実験小学は教室の壁際にぐるりと折りたたみ式棚ベッドを設置し、たためば棚、広げればベッドになるこの設備によって、生徒が横になって眠れる環境を作った。
同部は今後も引き続き、条件を満たした地域を指導・奨励し、既存の学校運営の環境と設備を統合的に整備し、それぞれの地域の事情に合わせて昼休みの環境を整え、生徒の心身の健康・発達のために力強い保障を提供するとしている。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年11月24日
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