北京で中仏カーボンニュートラルセンター発足式
今年4月に中仏両国首脳がその調印を見守った「中華人民共和国科学技術部とフランス高等教育・研究・イノベーション省及びヨーロッパ・外務省の中仏カーボンニュートラルセンターの設立に関する意向声明」を実行し、中仏のカーボンニュートラル分野の科学技術交流と協力を推進するため、中国科学技術部(省)は24日、中仏ハイレベル人的・文化的交流メカニズム第6回会議の期間中に、仏ヨーロッパ・外務省、仏高等教育・研究・イノベーション省、在中国フランス大使館と共に、北京市で中仏カーボンニュートラルセンターの発足式を行った。科技日報が伝えた。
中仏人的・文化的交流メカニズムの中国側代表者である王毅外交部長は、仏側代表者であるコロナ外相と共に出席し、挨拶を行った。王部長は、「双方の共同の努力により、中仏カーボンニュートラルセンターは構想から現実となり、まもなく開催を控えた国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)を前に正式に発足した。これによりグリーンテクノロジー協力を強化し、手を携えて気候変動に対応する中仏の力強いメッセージを発信した。中仏は8年前に手を携えてCOP21・パリ協定の歴史的な採択を推進した。このほど両国首脳はCOP28の立場を協調し、世界的な課題に共に対処する双方の積極的な願いを再び示した」とした。
コロナ外相は、「気候変動の対応と生物多様性の保護は、両国首脳の共通認識であり、実務協力の重要な内容だ。カーボンニュートラルセンターの共同設立は、イノベーション及び低炭素化の発展の協力を拡大し、手を携えて地球を守り、人類の共通の利益に寄与する双方の意気込みと成果を示した。フランス側は引き続き中国側と意思疎通を強化し、COP28の成功を推進していきたい」とした。
中仏カーボンニュートラルセンターは中国が外国政府と設立する初のカーボンニュートラルセンターとなる。双方は現段階において、バーチャル形式で中仏カーボンニュートラルセンターを設立する。同センターは農業、生物多様性、環境などに焦点を当て、中仏科学研究機関のカーボンニュートラル分野における長期的・効果的な科学技術交流と協力を実施していくことになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年11月28日
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