中国のデジタル金融技術の発展の水準が世界の上位に 最新青書

人民網日本語版 2023年12月11日14:09

中央財経大学・中国インターネットエコノミー研究院と社会科学文献出版社が9日に共同で発表した「デジタル金融青書:中国デジタル金融革新的発展報告(2023)」によると、中国のデジタル金融技術発展の水準はすでに世界の上位に立っているとしている。

青書によると、中国デジタル金融技術研究開発の特許数は急増しており、世界最多となっている。「2022年金融テクノロジーの分野の技術革新指数分析報告」によると、2018年1月から2022年10月の期間に、世界の50ヶ国・地域以上から、金融テクノロジー分野関連の特許出願が19万件あった。うち、出願数が最も多かった国トップ3は中国(10万7000件)、米国(3万7000件)、日本(7768件)だった。

青書は、「全体的に見て、中国の金融テクノロジーやデジタル金融技術関連の特許技術は、数だけでなく、増加ペースも他の主要国を大きく上回っている。そのうち、ビッグデータやクラウドコンピューティング技術が最も際立っており、モバイル決済、ハイテク融資、オンライン銀行といった分野の技術水準が世界トップレベルとなっている。また世界の金融テクノロジーの分野の特許出願数トップ10に入る企業のうち、7社が中国企業となっている。それら金融テクノロジーの分野の特許出願状況からして、中国はデジタル金融技術の強大な独自イノベーション創出力を有しており、世界の先頭に立つ立場を築いている」としている。

そして、「中国のデジタル金融技術学術指標は高まり続けており、論文発表とハイレベルな学者の数において優位性を誇っている。論文発表状況を見ると、2000年から2022年までの約20年間において、世界のデジタル金融技術関連の論文発表数は安定して増加する傾向にあり、ランキングを見ると、中国の関連の論文発表数は世界最多の累計584本となっている。2位は米国、3位は英国だった。論文を発表したハイレベル人材の構造を見ると、デジタル金融技術の研究を行っている中国人学者は109人で、世界の24%を占めており、優位性が際立っている。この2つの角度から見ると、中国のデジタル金融のハイレベル学術の面の成果は、市場発展の規模とマッチしており、世界最先端水準を誇っている」と結論付けている。 (編集KN)

「人民網日本語版」2023年12月11日

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