中国の2023年の映画興行収入が計549億1500万元に

人民網日本語版 2024年01月02日16:08

中国国家電影(映画)局が1月1日に発表した統計によると、2023年、中国の映画興行収入は計549億1500万元(1元は約19.9円)に達した。うち、中国国産映画の興行収入は全体の83.77%を占める460億500万元だった。

2023年の中国の興行収入トップ10は全て中国国産映画だった。1位は「満江紅(Full River Red)」で45億4400万元だった。2位は「流浪地球(流転の地球)2」、3位は「孤注一擲(No More Bets)」だった。

統計によると、2023年、中国国産映画の興行収入は460億500万元で、全体の83.77%を占めた。都市部の映画館の観客動員数は延べ12億9900万人だった。通年興行収入が1億元を超えた映画は73作品あり、うち50作品は中国国産映画だった。同年、都市部の映画館で新たに2312スクリーンが設置され、スクリーン総数は8万6310となった。

中国の映画データ調査会社・灯塔研究院が同日に発表した「2023中国映画市場年度総まとめ報告」によると、2023年、過去3年と比べて興行収入は7割増と、大幅な伸びを見せ、2017年の水準にまで回復した。一人当たりの映画鑑賞回数は平均2.58回にまで増えた。2019年と比べると、普段はあまり映画を見ない低頻度ユーザーが映画館に足を運ぶようになっている。

同報告書は、「ストーリー、コメディ、アクションの人気ジャンルトップ3のほか、犯罪、サスペンスが2023年の興行収入トップ5に名を連ねた。それが同年の市場の映画鑑賞の動向を示している」と分析している。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年1月2日

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