2015年の国内映画市場の興行収入は7月31日現在で258億5300万元(約5158億円)に上り、前年同期比48.7%増加した。このうち国産映画が57.2%のシェアを占めた。夏休みシーズンに封切りされた一連の国産佳作が後押しして、7月の興行収入は54億9千万元(約1095億円)に上り、うち国産映画が95.6%を占めた。同月には一日あたりの興行収入、一日あたりの入場者数、1週間あたりの興行収入、国産映画の興行収入、国産アニメの興行収入などが次々に記録を更新した。
夏休みシーズンは中国映画市場で最も重要なシーズンで、優れた国産映画が最も集中的に封切りされる時期でもある。今年最も注目の作品は「捉妖記」、「西遊記之大聖帰来」、「煎餅侠」の3本だ。「捉妖記」は業界内で中国映画の工業的水準の新たなベンチマークと呼ばれる作品で、7月31日までの興行収入は16億5300万元(約329億円)に達し、国産映画の興行収入記録を更新した。「大聖帰来」は口コミで評判が広がって興行収入が伸び、中国映画市場で公開されたすべてのアニメ作品の中で最高の興行収入を記録した。
業界関係者は、「7月と2015年の現在までの中国映画の動きをみると、中国映画の新たなパワーが凝集し成長しつつあることがよくわかる」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年8月2日