2023年は各種「メイド・イン・チャイナ」が海外でも人気に
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2023年は「メイド・イン・チャイナ」人気が再び海外へと加速しながら波及する年となった。中国のミニドラマや中国風新ドリンク、中国の新型インフラといった中国の要素が人気を集め、海外でもその実力を発揮している。
中国のネット文学が海外で大きな話題に
1話当たり数分程度で、「クイック攻撃」のように、ストーリーが次々と急展開を見せる中国のミニドラマが人気となっている。その生き生きとしたキャラクター設定やハラハラドキドキのストーリーは、海外でも注目を浴びるようになり、2023年、その人気波及が海外でも一気に加速した。
海外でもネット文学が日に日に成熟しており、オンライン交流が習慣となっている海外の若者はネット文学作品に対するコメントを続々と寄せるようになっている。「2023中国ネット文学海外進出動向報告」によると、2023年10月の時点で、電子書籍サービス大手「閲文集団」傘下の海外版ポータルサイト「起点国際(WebNovel)」のアクセス回数が延べ2億2000万回に達し、閲覧時間は1日当たり1時間半以上、コメント数は1日当たり最高15万件以上に達した。作品をめぐる交流のほか、各国の都市やグルメ、文化に関するコメントなどが寄せられた。
中国人のライフスタイルが海外でも浸透
中国のコンテンツが海外で人気となっているほか、中国人ならではのライフスタイルも、海外の人々の生活に次第に取り入れられるようになっている。
例えば、オンラインショッピングやライブコマースなどだ。近年、「拼多多」傘下の「Temu」や字節跳動傘下の「TikTok Shop」、阿里巴巴(アリババ)傘下の「速売通(AliExpress)」、及びユニコーン企業「SHEIN」などを代表とする中国の越境ECプラットフォームが海外で人気を集めている。第三者機関の統計によると、11月のiOS世界ショッピングアプリ浸透率ランキングにおいて、トップはアマゾンで、2-4位はSHEIN、Temu、速売通(AliExpress)だった。
また、中国のニュータイプのドリンクも海外で人気となっている。そして、ニュータイプのドリンクを販売する中国のブランドが2023年に海外進出を加速させた。例えば、「喜茶」は英国やオーストラリア、カナダ、米国で続々と出店し、「甜啦啦」はインドネシア・ジャカルタにおいて6店舗を同時にオープンさせた。「茶百道」は、初の海外店舗を韓国・ソウルに設置し、「奈雪的茶」はタイに出店した。
中国の革新的なテクノロジー製品が海外でも人気に
近年、海外で人気となる中国の商品・製品にも変化が生じている。これまでは大量に輸出される商品や製品と言えば、衣類や家具、家電がメインだった。しかし現在では、電気自転車(EV)やリチウム電池、ソーラーパネルを代表とする新製品がそれらに取って代わるようになっている。中国税関総署の統計によると、2023年1-9月期、EV、リチウム電池、ソーラーパネルの輸出額は前年同期比41.7%増の計7989億9000万元(1元は約20.3円)に達した。
中国の新型インフラも海外進出を果たしている。2023年は、高速列車が輸出される「メイド・イン・チャイナ」製品の中でも特に人気を集めた。例えば、2023年10月、インドネシアにおいてジャカルタ・バンドン高速鉄道が正式に開通した。インドネシアの首都ジャカルタと人気観光都市である西ジャワ州バンドンを結ぶ高速鉄道で、全長142.3キロ。東南アジア初の高速鉄道でもあり、中国にとってこれは初めての高速列車の輸出となった。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年1月11日
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