移住した女性たちの就職と増収をけん引する「指先の技術」　湖北省秭帰

湖北省宜昌市秭帰県芽坪鎮月亮包村にある三閭刺繍無形文化遺産工房で、刺繍をする刺繍職人の女性たち（撮影・鄭家裕）。

冬の農閑期が訪れ、湖北省宜昌市秭帰県では、1千人あまりの刺繍職人の女性たちが、忙しく働いていた。彼女たちは、春節（旧正月、2024年は2月10日）の年越し市場に刺繍製品を出荷するため、制作に追われていた。「三峡ダム上流エリア第一の県」と呼ばれる秭帰県は、ダム建設により生じた移住者10万人を受け入れている。同県は、数年前から、「刺繍工房」の立ち上げ、刺繍技能訓練の実施、有力刺繍企業の支援などを通じて、移住した女性たちの地元近隣での就職と所得向上を後押ししている。中国新聞網が伝えた。（編集KM）

「人民網日本語版」2024年1月11日