重慶、9つの渡り鳥移動の保護経路を画定

人民網日本語版 2024年01月11日14:35

重慶市林業局はこのほど第1弾となる9つの渡り鳥移動の保護経路を画定した。画定範囲内と渡り鳥移動期間において、捕獲などの渡り鳥の生息と繁殖への妨害行為を禁止し、渡り鳥の保護をさらに強化することを明確にした。新華社が伝えた。

重慶市林業局は、画定された範囲内と渡り鳥移動期間において捕獲を禁止し、フェンスや網の設置、堰止め、樹木伐採、有毒・有害物質の排出、外来種の導入などの渡り鳥の生息と繁殖への妨害行為を厳しく規制することを明確にした。

重慶を経由する渡り鳥は、コウライアイサ、アカハジロ、ユリカモメを含む300種以上ある。重慶はここ数年、鳥類生息地の保護を持続的に強化し、鳥類相調査、エリア調査、コウライアイサ特定調査・モニタリングなどの活動を企画・実施し、鳥類資源のデータを把握している。関連する活動責任体系を構築し、自然保護区での電子フェンスの建設を試行し、湿地植生の再構築や生態水補給などの湿地修復事業を実施し、鳥類繁殖・生息地、移動先、集団生息地などの重要エリアの保護・管理を強化している。

重慶は渡り鳥の移動期間に生態森林管理人やボランティアなどの力を十分に利用し、重要移動経路で網、罠、毒入り餌などの違法捕獲の道具を撤去し、渡り鳥個体群の安全を守るボランティアサービスを行っている。重慶は現在まで鳥類保護のボランティアチームを43チーム作り、ボランティアによる鳥の巡回保護サービスを200回余り実施している。巡回保護距離は3500kmに達した。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年1月11日

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