屋外労働者がほっと一息つける休憩所が中国の都市に次々設置

人民網日本語版 2024年01月16日15:43

街の清掃員や建設作業員、宅配便・デリバリー配達員、タクシー運転手、トラック運転手、交通警察、城管(都市管理のための法的取締を行う係員)など、屋外労働者なら誰でも、中国の各都市に工会(労働組合)が設置した休憩所に入って、ほっと一息つくことができる。

休憩所では、トイレを利用できるほか、寒い日に温まったり、雨宿りしたり、水を飲んだり、暑い日は涼んだり、電子レンジを利用して温かいものを食べたり、本や雑誌を読んだり、スマホの充電をしたり、医療サービスを利用したりすることができる。

このワンストップ型の休憩所を設置している中国の全国総工会(労働組合連合)は、屋外労働者が直面している実際の問題を解決できるようサポートしているほか、工会が屋外労働者にサービスを提供する上での「ラストワンマイル」を解決している。

全国総工会は2023年7月、2023年末をめどに、中国全土に休憩所15万ヶ所を設置するほか、中国全土の主要都市や都市の重点エリアにおいて、休憩所を中心とする15分サービス圏構築を目指す「ダブル15プロジェクト」を始動した。

現時点で、中国全土の休憩所は18万4200ヶ所に達し、利用できる労働者は1億4700万人に達している。1日当たりの利用者は延べ327万人で、年間利用者数は延べ10億人を超えている。このように「ダブル15プロジェクト」の目標を順調に達成している。

献身的に働く労働者一人ひとりは、気遣いを示されるに値し、小さな休憩所は、愛と気遣いを労働者に届けている。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年1月16日

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