中国、生物多様性保護のロードマップを発表

人民網日本語版 2024年01月19日13:28

生態環境部(省)は18日、「中国生物多様性保護戦略・行動計画(2023-30年)」を発表した。中国の新しい時期の生物多様性保護の戦略的配置、優先分野、優先行動を明確にし、各当局、各地域の生物多様性保護の推進にガイドラインを提供している。新華社が伝えた。

生態環境部の関係責任者によると、行動計画の発表は党中央・国務院の生物多様性保護活動の意思決定計画を実行する重要措置、生物多様性保護ガバナンス水準を全面的に高める科学的ガイドラインで、生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)の議長国として「昆明―モントリオール世界生物多様性枠組み」の実行を持続的に推進する着実な行動だ。

同行動計画によると、2030年までに、少なくとも30%の陸地、内陸水域、沿海、劣化した海洋生態系を効果的に回復させる。少なくとも30%の陸地、内陸水域、沿海、海洋エリアを効果的に保護・管理する。国家公園を主体とする自然保護地の面積が国土面積に占める割合を18%前後にする。陸域生態保護レッドラインの面積を陸域国土面積の30%以上にする。海洋生態保護レッドラインの面積を15万平方キロメートル以上にする。長江水生生物完全性指数を改善する。遺伝資源とDSI(デジタル配列情報)、及び関連する従来的な知識を利用し得られる利益を公正・公平に共有する。

同行動計画はさらに、35年及び50年までの中長期目標・ビジョンを明確にした。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年1月19日

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