電気乗用車など「新御三家」の輸出額、初めて1兆元を突破
人民網日本語版 2024年01月22日16:00
工業・情報化部(省)の辛国斌部長は、国務院新聞弁公室が19日に開催した2023年工業・情報化の発展状況に関する記者会見で、「2023年には、中国の工業生産が安定しつつ加速し、重点業界の生産状況が全体として好転し、製造業の質の高い発展が着実に推進され、情報通信業の発展が加速した」と説明した。
辛氏によると、23年には、通年で全国の一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)の付加価値額が前年比4.6%増となり、成長率は22年に比べて1ポイント上昇し、製造業全体の規模は14年連続で世界一をキープした。工業分野の固定資産投資が増加傾向を維持し、同9%増となった。
辛氏は、「23年には、工業大分類の41業界のうち、28業界で付加価値が増加傾向を維持した。10大重点業界の平均成長率は5%を超え、電気機械器具、自動車などの業界は2桁の高度成長を実現した。鉄鋼、非鉄金属、石油化学など従来型産業の回復ペースが加速した。電子業界は底を打って、通年で3.4%の成長を達成した。電気乗用車、リチウムイオンバッテリー、太陽電池の輸出「新御三家」製品の輸出額が初めて1兆元(1元は約20.6円)を突破し、造船市場シェアは14年連続で世界一だった」と説明した。
辛氏は、「24年には、工業経済の発展が直面する中国内外の環境は引き続き厳しく複雑なものになるが、中国には整った産業体系、巨大規模の市場、充実した情報インフラといった優位性が備わり、工業経済の長期的好転する流れは変わらないとみられる」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年1月22日
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