【音声ニュース】米とぎ汁シャンプーやスマート猫用トイレが海外で人気　中国越境ECに勢い

2024年に入ってから、越境ECをめぐる話題への注目度が高まる一方だ。2023年の中国越境EC輸出入額は前年比15.6％増の2兆3800億元に達した。現在、グローバル貿易が低迷する中、越境ECはその流れに逆らい、増加傾向を示している。

2023年には、中国から価格にして1兆8300億元相当の物品が越境ECを経由して世界各地に輸出された。これは5年前の2.3倍にあたる金額だった。

中国に昔から伝わる草木で編んだトートタイプのかごバッグや米のとぎ汁シャンプーが欧州の消費者のお気に入りになった。

また猫を飼っている海外の家庭では、中国製のスマート猫用トイレと自動給餌器が新たな愛用グッズになった。

リチウム電池や太陽電池も世界の消費者が競うように注文する人気商品となっている。

2023年には、世界のショッピングアプリ・ダウンロードベスト10のうち、中国のECアプリが半分を占め、中国の数多くの企業が国際市場の中心的な位置に立つようになった。

現在、中国には越境ECを扱う企業が10万社以上ある。越境EC総合試験区は165ヶ所に達し、その分布も中心都市と省都都市から二線都市、三線都市へと広がりを見せている。

中国越境ECの販売ネットワークは世界の220以上の国と地域をカバーし、越境ECの独立型ステーションは20万ヶ所以上設置されている。海外倉庫は2400ヶ所を超え、面積は2500万平方メートル以上ある。物流、決済、宅配便など第三者サービス企業が世界の数十万の顧客にサービスを提供している。

「人民網日本語版」2024年1月25日