全日本華僑華人社団聯合会が東京で辰年の到来を祝うパーティー開催

辰年の到来を祝うパーティーで一堂に会する在日華僑・華人（撮影・許可）。

全日本華僑華人社団聯合会（以下、「全華聯」）が主催する辰年である2024年の到来を祝うパーティーが今月27日夜、東京で開催された。パーティーはライブ配信も行われた。人民網が報じた。

呉江浩駐日大使や、在日本中国大使館の施泳公使、陳巍公使参事官兼総領事、陳諍文化処公使参事官、鳩山由紀夫元首相、全華聯の賀乃和理事長、全華聯の何徳倫会長、在日中国企業協会の王家馴会長、東京華僑総会の陳隆進会長、日本中華総商会評議員会の厳浩会長などゲストのほか、在日華僑や華人合わせて約1300人が出席した。

挨拶する呉江浩駐日大使（撮影・許可）。

呉大使は挨拶の中で、「2023年、中国の経済は引き続き好転して回復し、質の高い発展が着実に推進され、産業体系がさらに整備され、イノベーションの活力が勢いを増し、重要な牽引的役割を果たし続けた。2023年は、中日平和友好条約締結45周年でもあった。習近平主席が岸田文雄首相と米サンフランシスコで会談し、戦略的互恵関係を全面的に推進することを再確認し、両国の交流、協力を深める点で、一連の重要なコンセンサスを築き、中日関係改善と発展の方向性を示した。2024年は、中華人民共和国成立75周年を迎える。中国は今後、中国式現代化をもって強国建設と民族復興という偉業を全面的に推進し、人類運命共同体構築を促進する」とした。

挨拶する鳩山由紀夫元首相（撮影・許可）。

鳩山元首相は挨拶の中で、「年明け早々に、能登半島地震が発生し、被災後の問題が山積みとなっている。在日華僑と華人の方々が被災地を支援してくれていることに心から感謝している。習近平主席と岸田首相の重要な会談が、両国関係の好転と発展を促進することを願っている。中国が習近平主席の力強い指導の下、新たな成果を生み出し続けることを願っている」とした。

挨拶する全華聯の賀乃和理事長（撮影・許可）。

主催者代表の賀理事長は挨拶の中で、「全華聯は今後も、華僑にサービスを提供するという目的に基づき、華僑団体・組織建設改革を推進し、中国語教育を大々的にサポートし、社会的責任を積極的に果たし、華僑の団結と中日民間友好に貢献していく」とした。

挨拶する在日中国企業協会の王家馴会長（撮影・許可）。

また王家馴会長や陳隆進会長、厳浩会長といったゲストは挨拶の中で、新年を祝うメッセージを述べたほか、何徳倫会長が乾杯の挨拶を行った。このほかにも中国国務院僑務弁公室や中華全国帰国華僑聯合会が新年を祝うメッセージを寄せた。パーティーでは、表彰式も行われ、過去1年の間に、日本の中国語教育をサポートする点で際立った貢献をした人々が表彰された。

現代京劇「智取威虎山」の一部「打虎上山」のパフォーマンス（撮影・許可）。

チャルメラによる名曲「百鳥朝鳳」の演奏（撮影・許可）。

記念写真を撮影する主催者とゲスト（撮影・許可）。

中国戯劇梅花賞受賞者である、北京京劇院の国家一級俳優・楊少彭さんや、中国のチャルメラ演奏者・周本鳴さんと「周家班」の第7代継承者・周泉さん、「苗(ミャオ)族の歌の王」と呼ばれている蝶当久さんたちが、歌やダンス、伝統演劇、雑技、楽器の演奏など、素晴らしい28のパフォーマンスを披露した。その後、出演者や出席者が全員で「難忘今宵（今宵を忘れず）」を合唱し、熱気に包まれながら、パーティーは幕を閉じた。（編集KN）

「人民網日本語版」2024年1月31日