中国はすでに29ヶ国・地域と22件のFTAに調印

人民網日本語版 2024年01月31日15:48

2023年、地域的な包括的経済連携(RCEP)協定が全面的に発効した。

商務部(省)の王受文・国際貿易交渉代表兼副部長は、国務院新聞弁公室が先ごろ開いた記者会見で、「2023年に、中国は新たに4件の自由貿易協定(FTA)の調印を実現し、年間の調印件数がこれまでで最多となった。エクアドル、ニカラグア、セルビアとFTAに調印し、シンガポールとはFTAのさらなるアップグレードに関する議定書に調印。さらに、ホンジュラスとのFTA早期収穫交渉も実質的に完了した。中国はすでに29ヶ国・地域と22件のFTAに調印しており、これらのFTAは中国の貿易総額のうち約3分の1を占めている」とした。

内容的にも、さらに高い水準に達した。王副部長は、「例えば、ニカラグアとのFTAやシンガポールとのFTAのアップグレードにおいて、中国はネガティブリスト・モデルに基づき、高水準の国境を越えたサービス貿易や相互投資の開放を約束した。これは、中国のFTA交渉で初めてのことだ」と述べた。

王副部長はまた、「今年、中国は引き続き各レベルで環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)加盟国と十分な意見交換を行い、G20やAPECといった多国間の国際会議の場の活用を含め、CPTPP加盟国と踏み込んだ意見交換を継続する。中国のFTA交渉の議事日程は一層充実したものとなる。中国はASEANとのFTA3.0交渉の妥結に努めるほか、ホンジュラスとの交渉、ペルーとのFTAアップグレード交渉を妥結させ、CPTPPとデジタル経済パートナーシップ協定(DEPA)への加盟を引き続き推進する。また、湾岸協力会議(GCC)、ニュージーランド、韓国、スイスともFTA交渉やアップグレード交渉を行い、グローバルな高水準の自由貿易圏ネットワークをさらに拡大していく」と表明した。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年1月31日

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