中国、新たなパンダ保護の共同研究を実施へ

人民網日本語版 2024年02月23日13:51

米国で生まれ、2023年11月に帰国したパンダ「小奇跡」(撮影・陳居偉)。

米国で生まれ、2023年11月に帰国したパンダ「小奇跡」(撮影・陳居偉)。

中国野生動物保護協会はこのほど、スペインのマドリード動物園及び米サンディエゴ動物園とそれぞれ新たなジャイアントパンダの国際保護協力に関する件で合意し、協力協定を結んだ。現在はワシントン国立動物園及びオーストリアのシェーンブルン動物園と新たな協力について協議中だ。新華社が伝えた。

スペイン、米国、オーストリアは早くから中国とジャイアントパンダ国際協力を行っている国だ。科学研究者の共同努力により、中国はスペイン、米国、オーストリアと計28頭の子パンダの繁殖・生存を実現し、ジャイアントパンダの保護繁殖に積極的な貢献を行ってきた。良好な協力の基礎的条件と人々の絶滅危惧種保護への共同の美しい願いに基づき、新たなジャイアントパンダ保護の共同研究が間もなく開始する。

新たな共同研究はジャイアントパンダの重大疾患の予防・治療、ジャイアントパンダの生息地及び野外個体群の保護に重点的に焦点を当て、調査・モニタリング能力を強化し、中国ジャイアントパンダ国家公園の建設を後押しする。国際学術交流プラットフォームを積極的に構築し、象徴種及びアンブレラ種保護の協力・交流を促進する。中国内外の民間交流を推進し、中国と海外の人々の友好感情を深める。

中国野生動物保護協会の関係責任者は、「ジャイアントパンダの海外での健康的で安全な生活を保証することは、国際協力の最も重要な前提と基礎だ。2024年は海外のジャイアントパンダの日常的な健康モニタリングと健康診断をさらに強化し、毎年の海外のジャイアントパンダすべてが対象の実地検査・評価を保証する」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年2月23日

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