「新たな質の生産力」の発展を加速 中国のイノベーションのエンジンはどれほど力強いか?

人民網日本語版 2024年03月04日10:38

「新たな質の生産力」は中国の経済界と産業界で広く注目される新しい「トレンドワード」で、ますます多くの人に知られるようになっている。「新たな質の生産力の発展加速」に牽引され、中国経済はイノベーションをエンジンとし、発展の質の高度化実現を目指している。

概念から見ると、新たな質の生産力はハイテク、高効率、高品質の特徴を持ち、その大きな特徴はイノベーション、鍵は高品質、本質は先進的な生産力だ。

実践から見ると、新たな質の生産力はここ数年、中国各地で加速度的に発展している。

深センは世界的に重要な影響力を持つ産業科学技術イノベーション中心地だ。今や深センの通信基地局の生産量は世界の半分、生命情報・サポート医療機器の生産量は世界の2割、コンシューマードローンの生産量は世界の7割を占めている。世界のスマートフォン7台中1台は深セン製だ。

安徽省合肥市には有名な「量子大通り」があり、世界初の量子科学実験衛星「墨子号」と世界初の光量子コンピューターが誕生した。同市はこの3、4年でさらに航空・宇宙情報産業という新たな事業を効率的に展開した。

北京市はブレイン・マシン・インターフェース産業に全面的に取り組み、上海市はメタバース重要技術のブレイクスルーに注力し、成都市は世界最先端の核融合研究施設を初期的に形成した。イノベーション駆動発展戦略の持続的な深化に伴い、イノベーションはすでに中国の多くの企業の自覚的な行動になっている。

世界知的所有権機関が発表した「グローバル・イノベーション・インデックス」(GII)2023年版によると、中国は12位にランクインし、うち6つの指標で世界一になっている。

これまでの科学技術による産業の変革と異なり、21世紀に入った科学技術イノベーションは多くの新興国・発展途上国に追い越しの貴重なチャンスをもたらした。

「中国は先端技術を導入するイノベーションの地になりつつあると実感している」。シーメンスの肖松グローバルシニアバイスプレジデントは自身の体験を踏まえてこう話す。ロシア文化基金の公式サイトは記事で、「中国は世界の組立作業場から、世界のハイテク部品の組立工場に転換中だ」との見方を示した。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年3月4日

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