5日に二十四節気の3番目「啓蟄」到来 春の気配高まる頃

人民網日本語版 2024年03月05日14:32

今月5日、二十四節気の3番目「啓蟄」を迎えた。春半ばとなる頃で、万物が蘇って、活気にあふれ、春の気配が一段と高まる。

「啓蟄を迎えると、農作業が忙しくなる」と言われるように、この頃になると、気温が上がり、凍結していた土壤も解け、雨が多くなるため、農家にとっては、春の種まきに備えて、田畑を耕すうえで非常に重要な時期となる。

この頃になると、茶の木も一斉に芽吹く。福建省の武夷山地域では、「お茶よ、芽を出せ」と叫んで、新芽がすくすく育つよう願うほか、お茶農家の喜びと期待を表す「喊茶」という独特の伝統がある。大自然の万物が斬新な姿で一斉に「春の旅」を始める頃だ。

春先は頭や首を冷やさないように注意が必要

春になると、風が吹く日も多く、頭や首といった中国医学でいう「陽気」が集まる所が影響を受けやすくなる。「三寒四温」になり、朝晩の気温の差が激しくなる頃であるため、体調を崩さないようにするために、外出する際はできるだけ帽子をかぶったり、マフラーを巻いたりしたほうがよい。また、風が吹くと病気の原因となるウイルスの影響力も強くなり、鳥インフルエンザや豚インフルエンザ、A型インフルエンザなどが発生しやすくなるため、室内の温かさを保ちつつも、十分な換気を心がけたほうがよい。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年3月5日

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