「立春」を越えれば日に日に暖かくなる?
人民網日本語版 2024年02月06日10:54
2月4日に二十四節気の一番目「立春」を迎えた。中国には「立春を越えれば日に日に暖かくなる」という言葉があるが、本当にそうなのだろうか?中国天気網が報じた。
中国天気網がまとめた立春後15日間の例年の平均気温の変化を見ると、立春1日目の中国全土の平均気温は氷点下3.26度であるのに対して、15日目の気温は氷点下1.04度と、2.22度上がっている。15日間でその気温には小さな波はあるものの、全体的に見ると、確かに少しずつ気温が上がっている。
また、中国の南方エリアと北方エリアでは、気温が上がっていくペースが異なる。中国天気網がまとめた省都級都市の立春後15日間の例年の平均気温を見ると、気温の上昇幅が大きい都市は北方エリアに集中している。例えば、東北エリアの黒竜江省哈爾浜(ハルビン)は15日間で平均3.7度上昇しているほか、華北エリアに位置する北京は2.1度上昇している。一方、華南エリアに位置する広州は1.2度の上昇にとどまっている。
なぜ、南方エリアのより北方エリアのほうが気温上昇幅が大きくなるのだろうか?中国天気網の気象分析師・張娟氏は、「北方エリアは冬のベースとなる気温が低いため、上昇幅の余地が大きくなる。一方、南方エリアはベースとなる気温が高いほか、湿度も高いため、気温の上昇幅が小さくなる。ただ、北方エリアの都市の気温上昇幅が大きいといっても、南方エリアよりも気温はかなり低く、気象学的な『春入り』には、まだしばらくかかる」としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年2月6日
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