褐色パンダの「七仔」、遺伝子欠失突然変異によるもの
人民網日本語版 2024年03月07日13:29
資料写真
5日、中国科学院の魏輔文院士のチームは米国科学アカデミー紀要(PNAS)で、褐色の秦嶺ジャイアントパンダに関する研究成果を発表した。同研究は、世界で珍しい褐色パンダの毛色の変異が、「Bace2」遺伝子の欠失による突然変異で、そしてメラノソームの数が減り、サイズが小さくなることで、黒い毛が褐色になることを初めて解明した。
同研究成果はまた、褐色秦嶺パンダ「七仔」の子供の毛色はいずれも白と黒で、褐色を継承していないことを明らかにした。1985年、陝西仏坪自然保護区で、1頭のメスの褐色パンダ「丹丹」が初めて発見され、保護された。2009年、同保護区でオスの褐色パンダ「七仔」が発見された。その後保護され、陝西楼観台希少野生動物緊急救助飼育センターに移送され、飼育環境で正常に暮らしている。
実物または写真で確認された褐色パンダは現在7例しかなく、いずれも秦嶺山系個体群で発見された。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年3月7日
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