習近平総書記の全国両会後初の地方視察が伝えた重要なメッセージ
全国両会(全国人民代表大会・中国人民政治協商会議全国委員会)が閉幕してからわずか1週間後の3月18日、習近平総書記が湖南省を視察し、学校、企業、農地を訪れ、実状を把握し、発展を語り、実行に力を入れたことには、重大かつ計り知れない意義がある。新華社が伝えた。
現地の状況に応じた手段を講じて、新たな質の生産力を発展させる方法について、習総書記は今回の湖南省視察で、明確なメッセージを伝えた。
■教育・科学技術・人材の好循環を実現
視察初日、習総書記は湖南第一師範学院(城南書院キャンパス)と巴斯夫杉杉電池材料有限公司(BASF Shanshan)を訪れた。訪問先はどちらも教育、科学技術、人材に関わっており、新たな質の生産力の発展と密接な関係を持っている。
科学技術革新は新たな質の生産力の発展における核心的要素だ。全国両会で習総書記は「主要技術・コア技術の難関攻略に力を尽くし、新たな質の生産力を発展させる新たな原動力を培う」「科学技術革新と産業革新を統合的に計画・推進し、科学技術の成果の事業化応用を強化する」必要性を強調した。全国両会後、習総書記は科学技術革新の活発な企業を訪れ、実際に視察することで、科学技術革新によって産業革新を推進し、新たな質の生産力の育成と発展を加速するというメッセージを伝えた。
習総書記が合弁企業であるBASF Shanshanを視察し、高水準の対外開放を表明したことの意味は非常に明らかだ。「新たな質の生産力を発展させるには、さらに全面的に改革を深め、これに見合った新型の生産関係を形成しなければならない」「高水準の対外開放を拡大し、新たな質の生産力を発展させるために望ましい国際環境を築く必要がある」。習総書記の重要な指示は、新たな質の生産力が発展の命題であり、改革の命題でもあることを指摘している。改革に弾みをつけ、開放を活性化してこそ、新たな質の生産力の発展の将来性は広がっていく。
また、現在は春耕シーズンだ。習総書記は19日、湖南省常徳市の農地を訪れ、春耕の準備状況を視察した。今年の食糧生産の初戦に勝利することは、夏穀物さらには年間の食糧の豊作を勝ち取るうえで重大な意義を持つ。「食糧安全保障の主導権をしっかりと掌握し、食糧生産に毎年力を入れる必要がある」。習総書記は、国家は食糧の基本的自給に立脚してこそ、食糧安全保障の主導権を真に掌握し、さらにはリスクに対処する底力を持ち、国家の安全、社会の安定、国民の幸福を確保する能力を持つことができるということを、明確に認識している。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年3月20日
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