北京地下鉄12号線が年内開通目指して乗客なしの試験走行開始

人民網日本語版 2024年03月22日16:20

北京市重大プロジェクト建設指揮弁公室や京投軌道公司は取材に対して、年内に開通予定の北京地下鉄12号線の信号や車両、通信といったシステムのテストがすでに完了し、車両42両も全て引き渡し作業を終え、今後は3ヶ月以上にわたる乗客なしの試験走行が始まることを明らかにした。北京日報が報じた。

地下鉄12号線は、都市環状道路「北京三環路」に沿って東西に走る鉄道交通の幹線で、全長約30キロ、21駅が設置されている。海淀区や西城区、東城区、朝陽区の4区を通過するほか、「北京三環路」における重要な交通ポイント全てをカバーしている。

今月20日午前、地下鉄12号線の乗客なしの試験走行が行われ、列車が次々と三元橋駅を通過していた。乗客なしの試験走行やダイヤに基づいた運行、竣工検査、運営評価が実施された上で、開通が可能となる。

乗車体験をしたところ、12号線の車体は黄色とグレーをベースにした色調で、車内はレモンイエローとアクアブルーの座席が設置されていた。内装はシンプルなデザインで、運転席は半封鎖型の透明のガラスが採用されていた。

関係責任者は、「地下鉄12号線には、中国が完全に独自の知的財産権を持つ無線式列車制御(CBTC)システムが採用され、全自動運転を実現できるようになっている。各列車と各駅のシステムのテストが現在、秩序に基づいて展開されている。開通後、乗客は安全で快適な移動を体験できるだろう」と説明した。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年3月22日

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