8年間で中国のフルマラソン・ハーフマラソン完走者が250万人に

人民網日本語版 2024年03月26日10:30

(写真提供・新華社)

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中国陸上競技協会が22日に江蘇省無錫市で開催した2024年ロードランニング会議において、2023年末の時点で、中国全土で少なくとも250万人が、ハーフマラソン、またはフルマラソンを完走した経験があることが分かった。新華社が報じた。

「2023中国ロードランニング大会青書」によると、2023年には多くの新ランナーがマラソンを完走した。中国陸上競技協会が統計をまとめ始めた2016年から2023年末までの8年間に、中国全土で少なくとも250万人が、ハーフマラソン、またはフルマラソンを完走していた。うち、フルマラソンを完走したランナーは延べ64万1700人と、2022年と比べて14万2700人増加していた。ハーフマラソンを完走したランナーは延べ185万9000人で、2022年と比べて50万7500人増加していた。

2023年、中国全土では800人以上が参加したロードランニング大会が699回開催され、参加者は延べ605万1900人に達した。開催される大会が最も多かったのは4月と11月で、いずれも100回以上開催されていた。全体的に見て、大会開催規模は新型コロナ感染症発生前にまで回復した。記録が公認記録として認められる大会は31省・区・市で開催され、うち、最も多かった都市トップ3は江蘇省、浙江省、広東省だった。記録が公認記録として認められる大会に参加したランナーの数は延べ418万4200人と、こちらも2019年の(424万人)と比べてほぼ変わらぬ規模にまで回復した。

また、2023年はエリートランナーの記録も、一般ランナーの記録も大きく伸びていた。例えば、2023無錫マラソンで、何傑選手と楊紹輝選手がフルマラソン記録の中国国内記録を16年ぶりに塗り替え、楊選手は12月にも再びその記録を塗り替えた。また、一般ランナーを見ると、「スーパー一般ランナー」に認定されているランナーがすでに8万500人に達し、フルマラソンでサブ3(3時間以内にゴールすること)を達成したランナーも1万1897人に達した。

中国陸上競技協会の王楠副主席は、「ロードランニング大会開催はスポーツ消費市場に活気をもたらすほか、各開催都市の経済成長を押し上げる面でも寄与している」との見方を示した。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年3月26日

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