乗って移動できる電動スーツケースなど中国の新商品が次々と広州交易会に登場

人民網日本語版 2024年04月25日16:16

4月15日から5月5日まで開催されている第135回中国輸出入商品交易会(広州交易会)で、中国国産の電動スーツケースが注目を集めている。荷物を中に入れることができるだけでなく、腰掛けとして座ったり、さらには乗って移動したりすることもできる。そんな一石三鳥とも言える商品は、海外から来たバイヤーのハートをがっちりと掴んでいる。

今回の広州交易会に出展している常州愛爾威智能科技有限公司の責任者は、「受注数はすでに1万個以上になっている。常州から運んできた1000個以上の電動スーツケースも売り切れた。この電動スーツケースは昨年、30万個以上輸出した。今回の広州交易会では問い合わせが殺到している」と話す。

「Amazing」や「Nice」といった称賛の声が、広州交易会の各エリアで響き渡り、海外から来たバイヤーは展示されている新技術や新商品に興味津々となっている。

統計によると、今回の広州交易会に出展している企業のうち、国家級ハイテク企業や製造業のニッチトップ、「専精特新(専門化・精密化・特徴化・新規性)」の小巨人企業(高い成長性または大きい発展のポテンシャルを持つテクノロジーイノベーション中小企業)は5500社以上と、前回よりも20%増えている。また、今月18日の時点で、前年同期比22.7%増となる212ヶ国・地域から来たバイヤー12万244人が会場に足を運んでいる。

数秒でビジネスファイルを生成してくれる大規模AIモデルは、各種シーンに合わせて踏み込んで応用することができ、ユーザーの生産効率や質を高め、教育や自動車、都市といったさまざまな分野のユーザーの実際のニーズを満たすことができる。床掃除や窓拭き、草刈りができるなど、多種多彩なスマートロボットも今回、次々と披露されている。さまざまな環境を察知したり、AI音声対話機能が搭載されたりと、ロボットのソフトウェアもアップデートしており、ロボットがどんどん「有能」になっている。形を変えることができるフレキシブルテレビには、有機EL(OLED)ディスプレイが搭載されており、曲率を調整して最も良い角度でテレビを見ることができるようになる。また、弯曲させた状態で見ると、ゲームなどを没入型で楽しむことができ、消費者のニーズに寄り添ったこの家電も海外から来たバイヤーの間で大人気となっている。

出展している多くの外国企業は、中国企業の役割には変化が生じており、すでに世界のイノベーション工場へと成長したと見ている。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年4月25日

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