【音声ニュース】杭州市、「呼吸」できるスポンジシティを建設

人民網日本語版 2024年05月23日10:37

浙江省杭州市は2021年5月、全国スポンジシティ建設の体系化全域推進モデル都市第1弾に選ばれた。杭州スポンジシティプロジェクトは3年の間に、コンセプトから試験的な実施へ、さらに体系化全域推進へと全面的に始まった。

拱墅運河アジア競技大会公園内を散策すると、さまざまな「小さなスポンジ」を随所に見ることができる。公園は複数の手段を設計に融合させ、園内の雨水の流出を最適に管理するとともに、周辺の河川に質の良い雨水の水源を提供し、地域の水質及び水環境を改善し、「スポンジシティ+グリーン建築物3つ星」というダブル基準公園の構築に成功した。

園内には約6万平方メートルの屋上緑化のほか、約7万2000平方メートルの透水性舗装、約2万9000平方メートルのサンクンガーデンを設置。雨水回収利用設備2セットの有効容積は1600立方メートルで、緑化灌漑、道路洗浄、洗車に用いられている。非在来水源の利用率は40%に達し、年間流出制御率は98%に達している。

杭州スポンジモデルシティの建設は2023年末に全面的に終了した。累計で342.67平方キロメートルのスポンジシティ建設基準達成排水エリアを建設し、完成した市街地面積の41%を占めた。また計24.64平方キロメートルに及ぶ重点モデルエリア10ヶ所を建設した。

「人民網日本語版」2024年5月23日

注目フォトニュース