南京大虐殺の生存者がまた一人亡くなる 残り34人に
人民網日本語版 2024年05月24日15:05
中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館によると、南京大虐殺の生存者だった高如琴さんが今月23日に亡くなった。享年90歳。新華社が報じた。
南京大虐殺の生存者だった高如琴さん(写真提供・中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館)。
旧日本軍が南京に侵攻し、大虐殺を行った際、母方の祖母と母親が高さんの両手を握って、命からがら逃げ、旧日本軍に殺害されるのを免れた。彼女は生前、「旧日本軍に、母親が足を銃で撃たれた。その後、祖母が胸を撃たれた。その後、父親が私たちを避難所まで連れていってくれて、毎日、配給されるお粥を食べてなんとか生き延びた」と語っていたという。
また、「社会のたくさんの人が生存者に関心を示してくれて、とてもうれしい。世界が平和で、みんな安心して平和に暮らせることを願っている」と語っていた。
高さんが亡くなったことで、中国侵略日本軍被害者援助協会に登録されている南京大虐殺の生存者は残りわずか34人となった。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年5月24日
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