「双子の都市」雲南・墨江 駅も極めて左右対称的
人民網日本語版 2024年05月24日16:31
雲南省墨江哈尼(ハニ)族自治県には、2000組を超える双子がいて、双子の生まれる割合は8.7‰に達し、世界平均の2‰の4.35倍になる。そんなことから「双子の家」、「双子の都市」などと呼ばれる墨江には、中国ラオス鉄道の開通につれ、ますます多くの人が訪れるようになった。
墨江の濃厚な民族文化は、独自の特色を備えた鉄道駅に真っ先に現れている。墨江駅は「北回帰線上の駅」と呼ばれ、駅舎には哈尼族の伝統的住居のデザインが採用され、完全な左右対称構造で、建物全体に広々とした伸びやかさが漂う。
墨江で今年行われた第18回北回帰線国際双子フェスティバルには、世界各地から参加した双子が盛装し、山車に乗って少数民族と隊列を組み、双子のパレードに参加した。
墨江の双子井戸は底が見えるほど透き通り、飲めば爽やかな甘さが広がる。「双子井戸の水を飲んだら双子が生まれた」という美しい伝説に導かれて、たくさんの旅行者が井戸を訪れ、その神秘的な魅力を感じしている。
墨江に来たら顔を黒く塗るイベント「抹黒臉」(モーヘイリエン)は見逃せない。哈尼族は火を尊ぶ民族で、鍋の底にある灰を火の結晶と考え、その灰を別の人の顔に塗って、その人が邪気を払い、幸運を呼び込むようにと願い、家族や友人に対する祝福の気持ちを示す独特の風習だ。
現在、昆明-墨江間には毎日数本の高速鉄道が運行し、昆明から最短1時間44分で墨江に到着する。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年5月24日
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