貴州省が各観光都市に飛行機で移動できるサービス打ち出す
飛行機で目的地に到着した観光客(写真提供・貴州省旅游産業発展集団有限公司)。
5月1日から5日までのメーデー5連休期間中、美しいカルスト地形や壮大な山や滝といった自然に恵まれ、「山地公園省」とも言われている貴州省の各景勝地は多くの観光客で賑わった。特に飛行機で観光スポットに向かうというのが、観光客の間で新たな「トレンド」となった。人民網が報じた。
上空から撮影した貴州省・梵浄山の金頂(撮影・徐敏)。
貴州省は文化観光資源が非常に豊富であるものの、省内の有名な景勝地はあちらこちらに分散している。中国国内外で有名な安順・黄果樹の滝や荔波・小七孔、西江千戸苗寨(ミャオ族の集落)、赤水丹霞景勝地、興義・万峰林、銅仁・梵浄山といった代表的な景勝地6ヶ所は、直線距離でもそれぞれ200キロ以上離れている。
貴州省興義市の万峰林(撮影・徐敏)。
観光客により短い時間で、一つでも多くの美しい景色を見てもらおうと、同省は省都・貴陽市の大型国際空港と省内の市・州のハブ空港を結ぶ航空路線を開設して、各観光スポットに飛行機で向かうことができるようにしている。
上空から撮影した黄果樹の滝(撮影・徐敏)。
貴州省は今年、省内の空港を結ぶ路線を運航するのをベースに、他の都市の空港とハブ空港の連結も模索している。例えば、メーデー5連休中、貴州省は、陝西省西安や湖北省武漢、浙江省寧波といった都市から、省内の観光都市にダイレクトで行くことができる観光商品を打ち出し、大人気となった。統計によると、貴州銅仁鳳凰空港から省内の観光都市にダイレクトで行ける路線の搭乗率は平均80%を超えた。また、省内の空港から貴州興義空港に到着した旅客も前年同月比で20%増加した。荔波空港では、省内の空港を結ぶ路線が開通してから、利用した旅客の数はすでに延べ約1万人となっている。
上空から撮影した貴州省・台江県台盤村で開催された「村BA」の様子(撮影・徐敏)。
ハブ空港に到着した旅客がその後も便利に移動できるようにと、貴州省の関連企業は現在、少人数のグループが、貸切の小型車に乗って、ガイドと共にオーダーメードタイプの観光を楽しめるサービスを打ち出すなどして、観光客がスピーディーながらも、じっくりと多彩な貴州を楽しむことができるよう取り組んでいる。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年5月14日
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