中国共産党中央政治局が会議を開催、中部地域台頭推進政策と金融リスク関連問責規定を審議

人民網日本語版 2024年05月28日11:15

中国共産党中央政治局は27日に会議を開催し、「新時代における中部地域の加速度的台頭を推進するための若干の政策措置」及び「金融リスク防止・解消に関する問責規定(試行)」を審議した。習近平総書記が議長を務めた。新華社が伝えた。

会議では、中部地域の台頭の推進が習近平氏を核心とする党中央の下した重大な戦略的決定であることが指摘された。党中央の戦略意図を深く理解し、中国における重要な食糧生産拠点、エネルギー・原材料拠点、現代装備製造及びハイテク産業拠点、総合的交通運輸ハブとしての中部地域の戦略的位置づけを常にしっかりと把握し、各種の重点任務の推進に力を入れ、中部地域の台頭において新たな重大なブレイクスルーを遂げる必要性が指摘された。

また、科学技術と教育資源が集積しているという優位性を十分に活かし、革新駆動型発展を堅持し、独創的な科学技術の難関攻略を強化することが強調され、以下の必要性が指摘された。▽地域の特性に応じた新たな質の生産力の発展を推進し、現代的な産業システムの構築を加速し、実体経済を強化し、在来産業のモデル転換と高度化、新興産業の育成・拡大、未来産業の計画と配置を統合的に進める必要性▽地理的優位性を活かし、現代的な交通インフラのシステム的建設を強化し、要素の効率的かつ自由で円滑な流動を促進し、新しい発展の在り方により良く融合する必要性▽環境保護とグリーン・低炭素発展を協同して推進し、美しい中部地域の建設を加速する必要性▽都市部と農村部の融合的発展を堅持し、農村部の全面的な振興を着実に推進する必要性▽食糧エネルギー資源の保障能力を大幅に向上させ、質の高い発展とハイレベルの安全の相互促進を実現する必要性。関係当局に対しては、支援を強化し、山西、安徽、江西、河南、湖北、湖南の中部6省は主体的な責任をしっかりと担い、力を合わせて協力を進め、中部地域の台頭の新たな章を力強く記すことが求められた。

会議ではさらに、「金融リスク防止・解消に関する問責規定(試行)」を制定し打ち出すことは、金融分野で全面的かつ厳格な党内統治の要求をさらに推進し、金融政策に対する党中央の集中的統一指導を強化し、金融分野の関係管理当局、金融機関、業界主管当局、および地方党委員会・政府の責任をさらに明確にし、各級指導幹部が政治的業績に対する正しい考えを持ち、金融に対する監督管理の全面的な強化、金融リスクの防止・解消、金融の質の高い発展の推進に関する各種任務を確実に果たすよう促す必要性が指摘された。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年5月28日

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