外交部「中欧班列は名実ともにアジア欧州貿易の『ゴールデンルート』に」

人民網日本語版 2024年05月29日13:44

国際定期貨物列車「中欧班列」が累計運行本数と輸送貨物総額で大台を記録したことについて、外交部(外務省)の毛寧報道官は28日の定例記者会見で、「『一帯一路』(the Belt and Road)共同建設の旗艦プロジェクトであり、象徴的な存在である中欧班列は、名実ともにアジア欧州貿易の『ゴールデンルート』となった」と述べた。新華社が伝えた。

【記者】先週末、中欧班列の累計運行本数が9万本を突破し、輸送した貨物の総額が3800億ドル(1ドルは約157.4円)を超えた。中欧班列の10数年にわたる発展の歴史を振り返って、中欧班列が中国・欧州間及び世界の経済・貿易関係に対して果たしてきた独特な役割をどう見るか。

【毛報道官】「一帯一路」共同建設の旗艦プロジェクトであり、象徴的な存在である中欧班列は、現在欧州の25ヶ国・223都市に達し、アジアの11ヶ国・100以上の都市をつないでいる。この8年間で、中欧班列の年間運行本数は1702本から1万7000本以上に増加し、年間輸送貨物の総額は80億ドルから567億ドルに高まり、すでに名実ともにアジア欧州貿易の『ゴールデンルート』となっている」と指摘。

「中欧班列が運んでいるのは商品であり、伝えているのは機会、もたらしているのは希望だ。この列車は中国・欧州間で商品を円滑に互いの市場に届けるだけでなく、新たな物流、工業、商業センターや産業パークが絶えず大量に出現することにつながり、中国・欧州間の通じ合い、互恵の懸け橋となっている」とした。

毛報道官はさらに「中国は沿線各国と共に努力して、中欧班列の質の高い発展を推進し、世界経済にさらなる安定性をもたらし、共同発展により多くの新たな原動力をもたらすことを望んでいる」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年5月29日

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