外交部、習近平国家主席の中国・アラブ諸国協力フォーラム閣僚級会議開会式出席について説明

人民網日本語版 2024年05月28日13:30

外交部(外務省)は27日、習近平国家主席の中国・アラブ諸国協力フォーラム第10回閣僚級会議開会式への出席について、国内外プレス向けブリーフィングを開催した。鄧励外交部副部長(外務次官)が説明を行い、質疑応答に応じた。新華社が伝えた。

鄧副部長は「今回の会議では、首脳間の共通認識の実行、中国とアラブ諸国の各分野における協力の拡大、中国アラブ諸国運命共同体の構築推進の加速について重点的に深く議論し、具体的な措置を検討する。会議では複数の成果文書を通じて、中国とアラブ諸国の共通認識をさらに固め、次の段階の協力を計画し、パレスチナ問題に関して中国とアラブ諸国の共同のメッセージを発する予定になっている。5月30日には、習主席が国賓訪問中のバーレーンのハマド国王、エジプトのシシ大統領、チュニジアのサイード大統領、アラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド大統領らアラブ諸国首脳4人と共に開会式に出席し、基調演説を行う。これは、団結・協力と双方関係を不断に新たな段階に引き上げたいという中国・アラブ諸国双方に共通する願いを十分に示している」と述べた。

また、鄧副部長は「中国・アラブ諸国協力フォーラムは発足から20年来、多くの重要な成果を達成してきた。双方の指導者の関心と配慮の下、中国と多くのアラブ諸国との関係は『パートナー関係』から『戦略的協力関係』に発展し、『戦略的パートナーシップ』へと飛躍的に進展した。習主席はこれまでにフォーラムの閣僚級会議の開会式に2回出席し、4回にわたりアラブ世界に向けた重要な政策表明を行い、中国とアラブ諸国の相互信頼と協力について重要な青写真を描いた。2022年の第1回中国・アラブ諸国サミットでは、双方は新時代に向けた中国・アラブ諸国運命共同体の構築に全力を尽くすことに合意し、中国・アラブ諸国関係は包括的な発展深化の新たな時代に入った。習主席はサミットに出席して基調演説を行い、『互いに見守り助け合い、平等かつ互恵的で、包摂的かつ相互に参考にし合う』中国・アラブ諸国友好精神を示し、中国・アラブ諸国運命共同体構築の道筋を示した。双方の共同努力の下、中国とアラブ諸国の戦略的相互信頼は絶えず深化し、実務的協力は双方の人々に着実な利益をもたらし、人的・文化的交流もさらに豊富になり、中国・アラブ諸国運命共同体の構築は積極的な進展を遂げている」と指摘。

さらに、「中国とアラブ諸国はともに発展途上国の重要なメンバーであり、国際社会の重要な力であり、民族復興と国家建設の加速という共通の歴史的使命を担っている。中国とアラブ諸国の関係発展は双方の国民に幸福をもたらし、中東地域の平和的発展を促進し、混迷する世界に安定性をもたらす。中国はアラブ諸国と共に、中国・アラブ諸国運命共同体の構築を目標とし、中国・アラブ諸国友好精神を堅持し、互いの核心的利益と重大な懸念を揺るぎなく支持し、『一帯一路』(the Belt and Road)共同建設の枠組みで各分野の協力を推進し、文明間の交流と相互参考において輝かしい未来を共に創り出し、手を携えて国際秩序をより公正で合理的な方向に発展させ、発展途上国の団結と協力、自立自強の模範を共に作り上げていくよう努力していく」と強調した。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年5月28日

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