月の裏側で輝く「石製」中国の国旗 その作り方は?

人民網日本語版 2024年06月05日13:59

月探査機「嫦娥6号」の着陸機が3日、月面でのサンプリングミッションを完了した後、玄武岩繊維で作られた「石製」五星紅旗(中国の国旗)が月の裏側で広げられた。中国が月の裏側で独自に国旗を動的に展示したのはこれが初めて。また2020年12月3日に嫦娥5号の「布製」五星紅旗が月で広げられたことに続き、中国の探査機によって月で再び「中国のシンボル」が掲げられた。科技日報が伝えた。

嫦娥6号国旗展示システムは中国航天三江集団が武漢紡績大学などの機関と共同開発したものだ。中国科学院国家宇宙科学センター研究員で、嫦娥6号探査機ペイロードサブシステムチーフデザイナーの周昌義氏は、「玄武岩の石は河北省蔚県のものを使用している。玄武岩を輸送し、粉砕・融解した後、直径が髪の毛の3分1ほどの細線に引き延ばす必要がある。それからこれを糸に紡いで、布にする。より高い耐腐食性、耐高温性、耐低温性などの優れた性能を持つ。嫦娥6号月面国旗のサイズは300mm×200mmで、規格は嫦娥5号月面国旗と同じだが、重量は0.5g軽い11.3gしかない」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年6月5日

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