「嫦娥6号」 の打ち上げに成功、月裏側からのサンプルリターンへ

人民網日本語版 2024年05月06日13:30

国家航天局によると、月探査機「嫦娥6号」を搭載したキャリアロケット「長征5号遥」が3日午後5時27分、中国文昌航天発射場から打ち上げられた後、月遷移軌道に正確に入り、打ち上げミッションが無事成功した。嫦娥6号は世界初となる月裏側のサンプルリターンの旅を開始した。予定着陸・サンプリングエリアは月裏側の南極エイトケン盆地。人民網が伝えた。

嫦娥6号ミッションの打ち上げからサンプルリターンの全プロセスは約53日間で、期間が長く、プロジェクトのイノベーションが多く、リスクと難易度が高く、各段階が緊密に連携している。2020年に月表側のサンプルリターンを実現した嫦娥5号ミッションと比べると、嫦娥6号ミッションは中継衛星「鵲橋2号」のサポートを受けながら初の月裏側サンプルリターンを実施し、月逆行軌道の設計・制御、月裏側スマート急速サンプリング、月裏側離陸・上昇などの重要技術のブレイクスルーを実現する必要がある。また嫦娥6号ミッションは月裏側着陸エリアの現場調査・分析や月サンプル実験室分析・研究などの科学調査を実施し、月の起源と進化の歴史に関する研究を深める。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年5月6日

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