中国国家最高科学技術賞が発表
人民網日本語版 2024年06月25日14:02
2023年度中国国家科学技術賞が24日、北京市で発表された。国家最高科学技術賞の受賞者リストには、写真測量及びリモートセンシングの研究者である李徳仁院士(85)と、物性物理学の科学者である薛其坤院士(61)の科学者2人が新たに名を連ねた。科技日報が伝えた。
李氏は1939年12月に江蘇省泰州市に生まれ、1963年に旧武漢測量学院を卒業し、1985年に独シュトゥットガルト大学で博士号を取得した後帰国し、教職に就いた。旧武漢測量科技大学の学長を経て、現在は武漢大学教授。1991年に中国科学院学部委員(院士)に、1994年に中国工程院院士に選ばれる。
著名な写真測量及びリモートセンシングの研究者である李氏は、中国の測量リモートセンシング地球観測水準の向上に尽力してきた。衛星リモートセンシング全世界高精度測位及び実測の中核技術の難関を攻略しただけでなく、リモートセンシング衛星画像高精度処理の一連の難題を解決した。さらにチームを率い、全自動高精度航空・地上測量システムを研究開発し、中国の高精度・高分解能地球観測体制の建設に多大な貢献を行った。
薛氏は1963年12月に山東省蒙陰県に生まれ、1984年に山東大学を卒業し、1994年に中国科学院物理研究所で博士号を取得。現在は清華大学教授、南方科技大学学長。2005年に中国科学院院士に選ばれる。
著名な物性物理学の科学者である薛氏は、学界をリードする多くの重要な科学のブレイクスルーを成し遂げた。チームを率い、初めて実験により量子異常ホール効果を観測し、国際的に重大な学術的影響を生んだ。ヘテロ接合体系において界面増強の高温超伝動性を発見し、国際的な高温超伝動分野の新たな研究方向を示した。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年6月25日
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