ジャイアントパンダの「雲川」と「鑫宝」が米国に向けて出発
人民網日本語版 2024年06月27日16:07
ジャイアントパンダの「雲川」。
オスのジャイアントパンダ「雲川(ユンチュアン)」とメスの「鑫宝(シンバオ)」を乗せた車両が今月26日夜、四川省のジャイアントパンダ保護研究センター・雅安碧峰峡基地から成都双流国際空港に向かって出発した。2頭のパンダはチャーター機で米国に渡り、中国と米国のジャイアントパンダ保護協力が新たに展開されることになっている。
ジャイアントパンダの「鑫宝」。
2020年7月23日に生まれた「鑫宝」は、穏やかでやさしい性格のパンダ。一方、2019年7月28日に生まれた「雲川」は、利口で活発的なパンダなのだという。中国と米国は経験豊富な飼育員と獣医5人が「鑫宝」と「雲川」の移動に同行するよう手配している。「雲川」と「鑫宝」は米国サンディエゴ動物園で暮らすことになっており、中国の専門家が3ヶ月ほどとどまり、隔離検疫期間を見守ることになっている。
サンディエゴ動物園は、米国では中国とジャイアントパンダの共同研究を展開した最初の機関で、世界最大規模の動物園でもある。来園者は年間延べ600万人に達している。中国ジャイアントパンダ保護研究センターは、同動物園と1994年から協力を展開しており、これまでに数多くの成果を上げ、一連の技術をめぐる難関を共に攻略し、世界で絶滅の危機にある野生動物の保護という面で多大な貢献を果たしてきた。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年6月27日
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