国際協力により28年間で31頭のパンダの繁殖に成功 中国ジャイアントパンダ保護研究センター

人民網日本語版 2024年06月13日10:44

中国ジャイアントパンダ保護研究センター臥竜神樹坪基地で、ジャイアントパンダ「小奇跡(シャオチージー)」が竹を食べる様子(2023年12月27日撮影・陳居偉)。

中国ジャイアントパンダ保護研究センター臥竜神樹坪基地で、ジャイアントパンダ「小奇跡(シャオチージー)」が竹を食べる様子(2023年12月27日撮影・陳居偉)。

中国ジャイアントパンダ保護研究センターの魏栄平副主任は、11日のメディア向けプレスブリーフィングで、同センターは1996年から現在に至るまで、15ヶ国17機関と国際協力を展開してきたことを明らかにした。協力の過程で、パンダの飼育と繁殖、病気予防、野生復帰、人工保育といった面で、重大なブレイクスルーを実現し、多数の論文と専門書が発表されてきた。現時点で、国際協力を通して繁殖に成功したパンダは31頭で、うち23頭が中国に返還された。四川省の中国ジャイアントパンダ保護研究センター・臥竜神樹坪基地では、今年4月に韓国から返還された「福宝(フーバオ)」のほか、マレーシアから返還された「昇誼(シェンイー)」、米ワシントンのスミソニアン国立動物園から返還された「泰山(タイシャン)」、「宝宝(バオバオ)」、「小奇跡(シャオチージー)」、サンディエゴ動物園から返還された「珍珍(チェンチェン)」、「蘇琳(スーリン)」の7頭が暮らしている。7頭は「福宝」と同様、飼育チームから細やかな世話を受けており、元気に過ごしている。そのうち2023年に臥竜神樹坪基地に移って飼育されるようになった「小奇跡」は、9ヶ月が経ち、体重も78キロから97キロにまで増えたという。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年6月13日

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