アムールトラの「幼稚園」がある黒竜江省の横道河子

じゃれ合うアムールトラの子供（撮影・徐成龍）。

黒竜江省の横道河子アムールトラ林園に入ると、生まれて9ヶ月で、体長約1メートルほどに成長したトラたちが、元気に遊びまわっており、まるで幼稚園のような賑やかさだ。

横道河子アムールトラ林園は世界最大のアムールトラ飼育・繁殖拠点で、中国横道河子ネコ科動物飼育・繁殖センター傘下の3ヶ所のトラ園の一つだ。同センターが発足した1986年の時点で、絶滅の危機にあったアムールトラの数はわずか8頭だった。

その後30年以上のたゆまぬ努力を経て、横道河子アムールラ林園は、アムールトラの人工繁殖の経験を積み、その成獣まで育て上げる技術は大きく進歩し、トラの赤ちゃんの生存率も目に見えて上昇した。

横道河子アムールトラ林園は毎年、個体数の変化に合わせて、繁殖計画を立てており、これまでに1100頭以上の繁殖に成功してきた。（編集KN）

「人民網日本語版」2024年7月3日